事業内容を知る 海洋センターを活用した学習と体験による子育て支援事業「BG塾」
福井県大野市 2018 BG塾レポート 福井県大野市B&G海洋センター
事業名 | 夏休みはB&G海洋センターに集まれ! BG塾 | ||||||
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開催日時 | 平成30年7月24日~7月28日 9:00~16:00 | ||||||
開催場所 | 福井県 大野市B&G海洋センター、上庄公民館 | ||||||
参加者 | 17人 | 小1 | 小2 | 小3 | 小4 | 小5 | 小6 |
8 | 4 | 3 | 1 | 1 | |||
参加費 | 1,000円 | スタッフ数 | 8人 |
飽きさせないために、体験活動を多く取り入れた大野市のBG塾
大野市は夫婦共働き率が63.1%と福井県平均より高く、また地域によっては、子どもが遊べる施設が近場にないなど、夏休み期間、一人で過ごす子供たちがいることが課題でした。そこで、大野市B&G海洋センターが地域の課題解決に一役買えないかと考え、BG塾を実施することにしました。小学校を通じ、市内の全児童にチラシを配付するとともに、市の広報誌にも募集情報を掲載。その反響は大きく、募集開始からすぐに定員に達しました。
プログラムは、子供たちが飽きないように、体験活動を多く取り入れることに重点を置きました。教員OBや食育改善推進委員、大野市水泳協会及び大野市B&G海洋センター指導者会や農家の協力を得て、調理体験、工作体験、農業体験などの多様な内容を実施することができました。
担当者や海洋センター指導員のつながりを活用し、講師を確保
大野市B&G海洋センター BG塾主なプログラム
主なプログラム | |
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1日目 | 開講式、学習、工作体験、着衣泳体験 |
2日目 | 学習、工作体験、レクリエーション |
3日目 | 学習、調理体験、カヌー体験 |
4日目 | ボランティア活動(館内清掃)、調理体験、プール遊び |
5日目 | 学習、農業体験、プール遊び、閉講式 |
海洋センター指導者が属する地区育成会や食育改善推進委員に協力を依頼するともに、海洋センターを利用いただいている農家の方にお願いし、農業体験の講師を務めていただくなど、担当者や海洋センター指導員のつながりを使い、スタッフを確保しました。
大野市B&G海洋センター BG塾講師やサポーターの集め方
- 海洋センター職員が属する地区育成会の方(教員OB)に個別にお願いした
- 大野市福祉部局を通じて食育改善推進委員会へ講師を依頼
- 海洋センター利用者に声掛けし、講師として協力を得た(農家の方)
- 大野市水泳協会及び大野市B&G海洋センター指導者会に協力を依頼
夏休みの学び場としてのB&G海洋センターに手ごたえを感じたBG塾
担当を務めた山口さんは「小学校低学年は、集中力が長く持ちません。そこで、飽きてきている子どもには声掛けし、こまめに休憩を入れるようにしました。また、子ども達に、リーダー、サブリーダーを決めてもらいプログラムを実施しましたが、上級生が下級生の面倒をみるなど、日を追うごとにもまとまりが良くなりました。スポーツ施設としてだけでなく、夏休みの学び場としてB&G海洋センターを活用することができ、大きな手ごたえを感じました。」と今回のBG塾の感想を語ってくれました。子供たちのアンケート調査では、「友達ができてよかった」、「カヌーは難しかったけど、乗ることができて楽しかった」、「自分たちで作ったカレーが美味しかった」などの声があり、子供たちが楽しく参加していたことが分かりました。
大野市B&G海洋センター BG塾の主な成果
- 応募が殺到しすぐに定員となり、予想以上の人気があったことから、このような子育て支援事業へのニーズが高いことが分かった
- 参加した子供たちの満足度も高く、事業継続への手ごたえを感じた
- スポーツ施設としてだけでなく、夏休みの学び場としてB&G海洋センターを活用することができた
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輪切りにした木の上に、自分のイメージする世界を小枝や松ぼっくりなどを使い表現する工作体験
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低学年と高学年で内容を分けて実施したカヌー体験
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食育改善推進委員の方々の協力を得て、カレーライスやホットケーキを作りに挑戦した調理体験
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よそよそしかった子ども達が、親しくなるにつれ、打ち解けてきたことがうれしかったBG塾
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