2022.11.22 UP 障害者スポーツ推進プロジェクト 「B&Gスポ・レク倶楽部」第2回実行員会を開催

スポーツ庁 - 文部科学省

11月18日(金)、「B&Gスポ・レク倶楽部」第2回実行員会をオンライン形式で開催。実行委員7名が出席し、各海洋センターの実施状況と今後の予定、課題などの発表と意見交換を行いました。
 「B&Gスポ・レク倶楽部」は、障がい者が年間を通じて多様なスポーツやレクリエーション活動を継続的に楽しめる教室を海洋センター等で行い、障がい者のスポーツ実施率向上とスポーツライフを豊かにすることを目的に、スポーツ庁「障害者スポーツ推進プロジェクト」の委託事業として実施しています。

実行委員会名簿

氏名 所属 備考
委員長 藤田 紀昭 日本福祉大学 スポーツ科学部長
委員 田口 亜希 日本パラリンピアンズ協会 副会長
委員 金子 知史 日本財団子どもサポートチーム チームリーダー
委員 及川 浩行 岩手県 奥州市前沢B&G海洋センター 実行団体
委員 土屋 あづさ 静岡県 御前崎市B&G海洋センター 実行団体
委員 松下 和史 熊本県 宇城市三角B&G海洋センター 実行団体
委員 東條 剛之 B&G財団 事業部長

会議冒頭、藤田委員長から「コロナ禍の中で、各実行団体の皆さんは事業展開に苦労されていると思いますが、私たち以上に体を動かす、運動する機会が減ってしまっている人たちがいることも事実です。工夫して何とか障がい者をはじめ、みんなが参加できる教室を実施することが必要だと思います」と挨拶がありました。
 その後、実行団体の3ヵ所の海洋センターから、スポーツ教室や指導者講習会の実施報告、今後の活動予定、インクルーシブフェスの準備状況、課題などを発表。委員の皆さんからは日本ボッチャ協会が行っているオンライン形式の試合方法やインクルーシブフェスでの障がい者と健常者の交流アイデアなど、いろいろなアドバイスをいただきました。

上期実施状況(報告資料)

上期実施状況(報告資料)

  • ボッチャ

    ボッチャ

  • スカットボール

    スカットボール

  • 集合写真

    集合写真

今後の活動予定

海洋センター 今後のスケール インクルーシブフェス
1 岩手県
奥州市前沢B&G海洋センター
障害者就労支援施設や特別支援学校を対象にボッチャやモルックなどのスポーツ教室(出前を含む)を5回度を予定 日時:2月19日(日)予定
場所:奥州市前沢海洋センター 体育館
内容:ボッチャ体験会他
ボッチャ日本代表監督の村上光輝氏、ボッチャ日本代表選手をお招きし、障害者と健常者交流ボッチャ体験などを行います。
2 静岡県
御前崎市B&G海洋センター
放課後等デイサービスと連携し、水泳教室と体育館レクリエーションを中心に、お正月飾りづくりなどの文化活動も取り入れながら、10回程度活動を予定 日時:1月~2月
場所:御前崎市海洋センター 体育館
内容:ブラインドサッカー体験会他
ブラインドサッカー 日本代表(静岡県出身) 田中章仁氏をお招きし、障害者と健常者が交流できるブラインドサッカー体験などを行います。
3 熊本県
宇城市三角B&G海洋センター
特別支援学級や障害者就労支援施設と連携し、モルックを中心とした軽スポーツ教室を8回程度を予定 日時:12月3日(土)
場所:宇城市三角B&G海洋センター
内容:ブラインドマラソン体験他
ガイドランナーである柴尾源太氏をお招きし「障害者もスポーツがしたい ~スポーツができる環境を~」と題した講演会や視覚障害者体験、障害者と健常者交流モルック大会などを実施します。

最後に藤田委員長から「いろいろと苦労しながら、みんなが楽しく教室に参加できるよう工夫している様子が分かり、皆さんの熱意を感じることができました。この事業には3つのレガシーが残ると思っています。それは、教室実施のノウハウ、地域の関係者の皆さんと構築したネットワーク、関係者と話し合いなどをしながら事業を展開して得た” なんとかなるぞ ”という経験です。今ある熱意をもって最後まで事業をやり遂げてもらいたいと思います」との総評をいただきました。

各海洋センターでは、今回のアドバイスを踏まえ、今後予定している各種教室やインクルーシブフェスなどの事業を展開していきます。

関連ページ

B&G財団メールマガジン

B&G財団の最新情報をメールマガジンにてお送りいたします。ご希望の方は、登録ボタンよりご登録ください。