2024.02.14 UP 障害者スポーツ推進プロジェクト 「インクルーシブイベント」を開催(兵庫県上郡町)

スポーツ庁 - 文部科学省

1月20日、兵庫県上郡町B&G海洋センターで、「B&Gインクルーシブイベント 車いすバスケットボール・3X3体験交流会in上郡町」を開催。地元の障害者支援施設 愛心園に通う障害者ら5名ほか、上郡町ミニバスチーム(小学生)、上郡中学校、兵庫県立大学附属中学校バスケットボールクラブから児童・生徒47名、姫路市のプロ女子バスケットボールチーム「姫路イーグレッツ」選手、21名ほか、地域住民など、合計108名が参加した。

この「インクルーシブイベント」は、スポーツ庁の「障害者スポーツ推進プロジェクト」の受託事業として実施するもので、障がいの有無に関わらず、障がい者と健常者がともにスポーツを楽しむことで、障がい者への理解を図ることを目的に実施。特に今回は、日頃バスケットボールに親しんでいる子どもたちが、普段とは異なる体験をすることで、障がいへの理解を促進していくパラ教育の一環としても実施した。

開会式では、上郡町の梅田修作町長が「このプロジェクトは、障がい者と健常者がともにスポーツを楽しむだけでなく、身近な公共施設で障がい者の皆さんがスポーツを楽しめ環境を整えることも目的である。当町は全国にたくさんのあるB&G海洋センターの中から選ばれて実施している。今日は、皆さんが交流を深められる機会となるよう期待している」と挨拶した。

上郡町 梅田町長 あいさつ

上郡町 梅田町長 あいさつ

続いて、B&G財団常務理事の朝日田から「スポーツには「観る・する」以外にも、例えば障害者スポーツなど側面から“支える”といった携わり方もある。特に若い人たちには、新しいスポーツとの関わり方についても発見するきっかけとなれば嬉しい」と挨拶した。

B&G財団 朝日田 あいさつ

B&G財団 朝日田 あいさつ

初めての車いすバスケに挑戦

初めての車いすバスケに挑戦

初めに、車いすバスケットボール体験として、講師の姫路パラスポーツ協会の河石功氏らから、車いすの乗り方などをレクチャー。初めて乗る車いすに、最初はとまどいを見せていた子どもたちも徐々に扱いに慣れ、その後行った「車いす鬼ごっご」に会場はとても盛り上がりを見せた。

  • 体育館の左右に分かれて左側が小学生

    体育館の左右に分かれて左側が小学生

  • 右側が中学生で実施

    右側が中学生で実施

  • 初めはおぼつかなかったがすぐにコツをつかんでいった

    初めはおぼつかなかったがすぐにコツをつかんでいった

続けて、実際にバスケットボールを使用し、徐々にレベルをあげていく。子どもたちは、上半身しか使えないパスにとまどうとともに、講師の河石氏が自由自在に車いすを扱っていることに驚いていた。
そして、最後はチームに分かれて交流試合を実施。バスケットボールチームの子どもたちだけあって、ボールさばきはお手のもの・・と言いたいところだが、足が使えないことに苦戦する姿も・・。

  • 交流試合の様子 1

  • 交流試合の様子 2

  • 交流試合の様子 3

アーバンスポーツ3×3にも挑戦

車いすバスケに続き、次はアーバンスポーツとして、3×3の体験を行った。アーバンスポーツとは、都市型スポーツともいわれ、順位を争うのではなく、自ら楽しみ、仲間や観戦する人たちみんなが一体となって楽しむことが目的のスポーツで、今回の障害者スポーツ推進プロジェクトでも障がい者と健常者が一緒になって楽しむことを目的に導入している。

選手によるデモプレー

「3×3」は、KOBE DPROの選手3名を迎え実施。選手によるデモプレーに子供たちも「おー」と声を上げていた。
続いて、4コートに分かれて体験交流会を実施。それぞれのコートで盛り上がりを見せていた。

障がい者にも気軽にスポーツする環境が必要だ

今回参加した愛心園の障がい者の方も一緒に車いすバスケとバスケットボールを楽しんだ。愛心園のスタッフからは「以前は小さなジムに連れて行ったこともあるが、コロナにより行かなくなってしまった。今はウォーキング程度しか身体を動かす機会が無い。このように近くの体育館でスポーツなどができるようになったのは大変ありがたいし、これからも参加したい」と感想を話してくれた。

  • シュート体験

    シュート体験

  • 愛心園の障がい者の方も車いすバスケを体験

    愛心園の障がい者の方も車いすバスケを体験

参加者感想

参加した子どもからは、「普段は、バスケットボールをしているが、今回車いすバスケットを体験して、下半身が使えないことに、下半身の大切さを感じた。同時に車いすに乗っている人が、車いすで自由に走り回っていることに驚いた(中2男子)」

「部活とは違う経験ができてよかった。車いすの大変さがとてもよくわかったし、車いすの人を見たら手伝ってあげたいと思った(中2女子)」「バスケと違って下半身が使えなかったから難しかった。車いすを動かす時に手に負担がかかるが、それを40分も試合をするなんてすごいと思った(小6女子)」と感想を話してくれた。

このインクルーシブイベントは、上郡町を皮切りに、香川県高松市、山口県周防大島町、富山県南砺市でも実施する。

集合写真

「障害者スポーツ推進プロジェクト」とはスポーツ庁から委託され、障がいのある方とない方がともに楽しむ機会を創出し、障がい者が生涯に渡ってスポーツを楽しめる環境を整えることを目的に実施している。

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