2023.12.22 UP 障害者スポーツ推進プロジェクト 各実施地の活動レポート2(山口県周防大島町)

スポーツ庁 - 文部科学省

山口県周防大島町は、瀬戸内海に浮かぶ金魚の形が特徴的な人口約14,000人の瀬戸内海では3番目に大きな有人島である。「瀬戸内のハワイ」ともいわれ、ハワイのカウアイ島と姉妹島縁組を結び、今年60週年を迎えた。温暖な気候と豊かな自然で、近年移住先としても人気がある。
その周防大島町の金魚の頭の辺りにある周防大島町B&G海洋センター体育館では、近隣にある障害者就労継続支援B型作業所「さつき園」に通う障がい者の方を対象に、10月から毎週、「インクルーシブクラブ」の一環として、軽スポーツやレクリーエーションなどを楽しむ教室を開催。毎回30~40名程度の方が参加し、スポーツなどを楽しんでる。

今回は、その活動の様子をご紹介する。

5回目の開催となる12月1日、B&G海洋センターに続々と、さつき園の方が集まってきた。この日は30人の方が参加した。
初めに、準備体操を行った後、今日は3×3を少しアレンジしたミニチュア版バスケットボールのほか、B&Gチャレンジゲームとして「落としちゃダメだよ!ピンポン玉」「ペットボトルダーツ」「瞳を閉じておいでよ」ゲームとボッチャの計5種目を楽しんだ。特にB&Gチャレンジゲームはとても盛り上がり、体育館は参加者の笑い声で溢れていた。

さつき園の職員は「普段は体を動かす機会も少なく、施設の近くを散歩するくらいしかなく、マンネリ化していた。この教室のおかげで、毎週体育館で色々なスポーツなどを楽しむことができている」と話していた。

この教室を担当している海洋センターの古崎氏は、「教室の後は、参加者から毎回感謝の手紙をもらい、スタッフの励みにもなっている」と話してくれた。

>参加者の方がくれたお手紙。インクルーシブクラブを楽しみにしている様子がわかる

参加者の方がくれたお手紙。インクルーシブクラブを楽しみにしている様子がわかる

インクルーシブクラブの様子

「3×3」の練習の様子。まずバレーボールを使い練習している。2月9日の「インクルーシブイベント」では「3×3」で町内の小学生・中学生と一緒に交流大会をする予定のため、皆さんそれに向かって練習に励んでいる。

  • 「3×3」の練習の様子(1)

    「3×3」の練習の様子(1)

  • 「3×3」の練習の様子(2)

    「3×3」の練習の様子(2)

BGチャレンジ「落としちゃダメだよ!ピンポン玉」やボッチャなどにも挑戦

  • 落としちゃダメだよ!ピンポン玉

    落としちゃダメだよ!ピンポン玉

  • ボッチャ

    ボッチャ

「障害者スポーツ推進プロジェクト」とはスポーツ庁から委託され、障がいのある方とない方がともに楽しむ機会を創出し、障がい者が生涯に渡ってスポーツを楽しめる環境を整えることを目的に実施している。

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