スペシャル わがまち"おもしろ達人"

No. 108 鳥取県鳥取市 「江波の三番叟(江波三番叟保存会)」 2016.09.05 UP

郷土芸能名

江波の三番叟(江波三番叟保存会)

撮影地:江波神社(鳥取県鳥取市用瀬町江波)

江波の三番叟(江波三番叟保存会)

 鳥取県鳥取市用瀬町江波地区には、毎年10月22日に近い日曜日に行われる江波神社例祭の夜に、神社境内の回り舞台で子どもたちが演じる郷土芸能「江波(えなみ)の三番叟(さんばそう)」が安永二年から伝承され、240年以上、一度も休むことなく奉納舞として演じられています。
 この舞は、能の三番叟をもとにしたもので、翁の姿をした神が天下泰平、五穀豊穣を祝います。口上の中には、めでたい言葉が多く入っており、格式の高い舞といわれています。江波の三番叟の最大の見どころは、最後の三番叟の扇子と鈴を使いながら上体を大きく後ろに反らし、頭が床に着く程度まで反る舞は特に圧巻です。