スペシャル わがまち"おもしろ達人"
福野夜高祭(県指定無形民俗文化財)
福野神明社の祭礼に向け、福野町7町内の若衆は寒中から毎晩集まって行燈を作り始めます。5月1日には、太鼓や笛の音とともに、若衆の勇ましい「ヨイヤサ!ヨイヤサ!」の掛け声が街中に響き渡り、美しい行燈が夜空に浮かび上がります。
2日は呼び物の引合い(喧嘩)です。神明社の神様は喧嘩が大好きな女神で、引き合いが激しいほど喜ばれると伝えられます。
江戸時代の初め、伊勢神宮の分霊をこの地に迎えたとき、氏子たちが手に行灯を持って出迎えたのが祭りの起こりといわれています。幕末には11mを超える大きな行燈も作られ、夜でも高い行燈が遠くから見えるため「夜高」の名前の起こりとなったようです。