海洋センター・海洋クラブからオリンピック・パラリンピックを応援

全国の海洋センター・海洋クラブは、2020東京オリンピック・パラリンピックを応援しています。
穴水町B&G海洋センター(石川県 穴水町)

石川県穴水町はテコンドーロシア代表チームの事前合宿地に決定、穴水町B&G海洋センターの武道場が練習会場に選ばれました。(施設は1977年建設の施設で、体育館に併設した武道場がある海洋センターです)

現在、五輪事前合宿を見据え、ロシアチーム23人(代表選手13人、監督コーチ等10人)が、千葉県で9月13日から始まる「世界テコンドーグランプリ大会」前の合宿として、同町に9月3日から11日まで滞在しています。国際大会前に日本の気候に慣れるための事前合宿で、2020東京オリンピック・パラリンピックの際にも同様に同町での事前調整を行います。今回は、滞在期間中に小中学生との交流イベントなども行い、町民との親交を図りました。

 

代表監督のバジム イワノフ 氏は、穴水町を合宿地に選んだ理由について、①自然環境に恵まれていること②練習会場と宿泊先が歩いて移動できる距離にあること③和食中心ではあるが、食事メニューをいろいろと考えてくれることなどをあげました。また「特に武道場はコートが2面とれる広さの為、大変練習に適している。総合的に判断し穴水町で合宿を行うことを決定した」と語りました。

合宿中は基本1日2回の練習(11時から、17時から)を行い、1回の時間は2hから2.5h、1日では4hから5h練習します。「4月の来日時では、涼しい印象を持っていたが、この合宿ではかなり気温が高く、武道場には冷房設備がないので、教育委員会の方に相談(リクエスト)したら、すぐに対応してくれるので大変感謝している」(バジム イワノフ監督)そうです。

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石川町長は「オリンピックを想定した大事な世界大会の前に穴水町へ合宿をしていただき、町全体で皆様を歓迎し、最大限サポートします。自然豊かな穴水町で十分に練習をしていただき、大会では最高のパフォーマンスが出せるよう応援しています」と述べ選手たちにエールを送りました。

9月8日(日)の交流イベントでは、町内の小中学生と高校生約30名が代表選手たちのデモンストレーションを見学したり、実際にテコンドーを体験したりして、テコンドー競技を通じて交流を図りました。

参加したのは、地元のスポーツ少年団に所属している小中高生。普段の準備体操とは違う体操や初めてのテコンドー体験は、非常に勉強になったようです。保護者の方からは「世界の選手と交流する機会がなかなかないので、今回のように交流する機会があると嬉しい。帰ったら子供と色々な話をしたい。穴水町にはテコンドークラブがないので、これを機会に出来れば良いなと思う」など大満足の感想が聞かれました。

 

ウラジスラフ ラリン選手(男子)
世界大会前に子供たちと交流が出来、元気をもらった。これで千葉県である世界大会では優勝を目指したい。
ロシアでも子どもたちとはこのような交流はしている。子供たちの手本となるように日々努力している。穴水町からぜひテコンドーの選手が育ってほしい。
日本の食事は本当においしく、毎食楽しみにしている。

タチアナ クラショワ選手(女子)
穴水町で大会に向けた準備は順調に進んでいる。大会ではぜひ優勝したい。
和食の食事は最初慣れるのに少し時間が掛かったが、メニューには配慮していただき、おいしく食事させていただいている。
やさしくてあたたかい ありがとうございます。