新規B&G海洋クラブの紹介(2020年度) B&G海の森・山の森海洋クラブ

B&G海の森・山の森海洋クラブ

日本財団助成事業

海洋プラスチック問題に取り組む環境系海洋クラブが神奈川県に誕生!

 

神奈川県内を拠点に活動する「B&G海の森・山の森海洋クラブ」(横浜市)が新たに誕生し、B&Gファミリーに仲間入りしました。

 

クラブ代表の豊田直之さんは、水中写真家として世界各地に出向いて四季折々の水辺の姿を写真に収め、写真展や写真とオーケストラがコラボする「ビジュアルコンサート」などを主催し、様々な形で社会に発信してきました。

そして、長年の水辺での活動の中で目を背けることができなかったのが、海洋プラスチックを含めた海の環境汚染問題です。

 

「あすの地球のために私たちは何ができるのか」

 

そんな問いかけをしながら、2012年にはNPO法人海の森・山の森事務局を設立。

海岸線を歩きマイクロプラスチックを拾ったり、多数のボランティアダイバーと共に海中・海底のごみ拾いをするなど、一貫して海の環境改善に取り組んできました。

 

また、子どもたちに海ごみ問題を『自分ごと』として捉えてもらうことで行動変容を促し、環境保全に繋げたいと考え、横浜市内の小学校において、撮りためた写真などを活用した出前授業も継続的に実施。

 

そのほか、市民対象の講演会での啓発活動や子どもたちとの海岸清掃にも取り組んでおり、その環境教育への取り組みは、神奈川県や横浜市をはじめ企業・団体から表彰されるなど、多方面で注目されています。

横浜市内の小学校からは続々と出前授業の依頼が舞い込みます

 

海洋クラブ登録で一歩前進!

そして今回、この活動を一歩進めて、「教室での学習だけでなく、実際に海の中を覗いて体験することで、『自分ごと』として、より深い学びに繋げていきたい」という想いから、日頃連携している地域のダイビングスクールなどを巻き込みながら、海洋クラブの設立を決意。

 

主に三浦半島の城ヶ島などにおいて、シュノーケリング体験やごみ拾い、水辺の安全教育を組み込んだ環境教室を新たに始める計画です。

活動水面となる城ヶ島の海。一見綺麗に見えても、海底には多くのプラスチックごみがあると言います

 

レジ袋の有料化やプラスチック削減義務化など、今、日本もようやく、国レベルで海ごみ問題に向き合おうとしています。

社会がこの問題の重要性に気づき始めた今、「B&;G海の森・山の森海洋クラブ」の地道な活動の価値が再認識されるはずです。今後の活動に期待が高まります。

 

 

代表者の意気込み

  1. 豊田 直之 氏の画像

    B&G海の森・山の森海洋クラブ

    代表
    豊田 直之

    子どもたちは宝です。海の魅力、素晴らしさ、そして怖さも含めてより多くの子どもたちに体験をベースに伝えて行きます。

    海を大切にすることこそ、これからも地球で末長く暮らせる秘訣であることを伝えます。

 

神奈川県内の様々な海岸・河川でゴミ拾いを実施

継続的で地道な活動が賛同する仲間を増やしています

子どもたちと海岸清掃

 

 

B&G海洋クラブはマリンスポーツ活動、水辺での環境学習や環境保全活動などの自然体験活動を通して、地域の子どもたちの健やかな成長を支援する組織(団体)で、現在の海洋クラブ数は全国293ヵ所。子どもから高齢者まで12,000人を超える海洋クラブ員が、各地でカヌーやヨットを楽しむと共に、水辺の安全学習やクリーン活動などを実施している。
マリンスポーツを中心に活動している団体に加えて、水辺の保全活動や環境学習を行う団体も登録できる制度へと変更し、さまざまな団体を仲間として迎え入れ、青少年の健全育成を共に推進する体制づくりを進めている。

 

新規海洋クラブについては、登録後、随時ホームページで紹介していきます。

 

新規海洋クラブの紹介

 

 

お問い合わせ先

B&G財団 事業部 海洋センター・クラブ課   TEL:03-6402-5314
住所:東京都港区虎ノ門3-4-10 虎ノ門35森ビル 9F e-mail:center@bgf.or.jp

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