事業内容を知る 「中高年の居場所づくり」

楽しく運動しながら世代間交流(鳥取県鳥取市)

日本財団助成事業

「中高年の居場所づくり事業」は、eスポーツや運動教室などを通じて、海洋センターが一人暮らしの高齢者や運動習慣のない中高年の居場所となり、子供たちをはじめ幅広い年代の人たちとの交流を促進することをねらいとして、今年度3ヵ所の海洋センターで実施する取り組みです。

鳥取市佐治B&G海洋センター(鳥取県)では、この事業が7月からスタートしました。

 

「ニンテンドースイッチ」と「フィットネスウォーキング」で筋力と持久力を高める

血圧・体組成計測を行い、各自の体調を確認してからプログラムがはじまります。体調確認の後、ニンテンドースイッチのフィットボクシングを活用して、スクリーンのお手本にならってストレッチとデイリーモードで10分間のエクササイズ。ボクシングの練習メニューを採り入れた運動でリズムに合わせて全身をくまなく使うことができます。

続いて、フィットネスウォーキング。「早歩き」と「ゆっくり歩き」を数分間ずつ交互に繰り返すことで筋力と持久力を無理なく向上させることができ、骨密度の増加や生活習慣病のリスク改善につながります。

 

ボッチャを通じた世代間交流

また鳥取市佐治海洋センターでは、パラスポーツのボッチャを通じた大会を定期的に開催し、子供から高齢者、障害者が世代間交流を深めることにも力を入れています。

担当者は「初参加の小学生は最初は不安そうですが、同じチームの高齢者にやり方を教えてもらいながらだんだんと競技にも慣れ、歓声や笑顔があふれるようになって、にぎやかで楽しい交流ができています」と手応えを話します。

 

このほか、糖尿病予防など健康づくりに関する講義や、染色・染物体験などの文化教室を交えながら、週1回程度のペースで活動を続けていきます。