体験格差をなくしたい!可能性と機会をより多くの子供たちに

児童養護施設・ひとり親家庭対象 東京学芸大学と連携した「学習&マリンスポーツ体験教室」

事業名 学習&マリンスポーツ体験教室
活動期間 Aコース:2018年7月25日(水)・27日(金)・29日(日) 3日間
Bコース:2018年8月5日(日)・7日(火)・9日(木) 3日間
実施場所 東京学芸大学小金井キャンパス
参加者数 児童養護施設、ひとり親家庭の子供たち延べ44人
実施内容 ・東京学芸大学教育学部の学生による夏休みの宿題や1学期の復習などの学習サポート
・東京学芸大学内のプールを使った、水辺の安全学習とカヌーやSUP(スタンドアップパドルボード)の体験
寄付使用金額 50,638円
  • 学芸大学の学生の指導による学習会の様子

    学習会

  • ライフジャケット着用してプールで泳いでいる子供たち

    ライフジャケット着用時の泳法学ぶ

 子供たちは夏休みも中盤に入り、これから海や川、山へ出かけ、アウトドアでのレジャーを楽しんだり、宿題の自由研究や読書感想文、普段疑問に思っていることを集中的に調べたりするには絶好の機会となります。保護者としても、夏休みだからこそできる貴重な体験をし、勉強も目標を持って自主的に取り組んでほしいと願っている方が多くいます。

 このような要望に応えB&G財団では、7月下旬から8月上旬にかけ、東京学芸大学(東京都小金井市)と連携して、体験の機会が少ないといわれる都内のひとり親家庭、児童養護施設の子供たちを対象に、勉強と運動の両方に取り組む「学習&マリンスポーツ体験教室」を実施しました。

学習会

  • 学生から親身な指導を受ける子供たちの様子(グループ)

  • 学生から親身な指導を受ける子供たちの様子(マンツーマン)

    学生から親身な指導を受ける子供たち


 多くの子供が宿題の漢字や計算ドリルに取り組み、書き順や図形の面積や体積の測定、時間の計算などについて繰り返し学生に質問していました。算数が苦手で、文章題になるとできなくなる子供には、問題を音読させ、質問の意味を理解できるように学習方法を工夫して実施。中には読書感想文の添削を依頼する子供もいて、学生たちは真剣に子供と向き合っていました。

マリンスポーツ体験会

  • ペットボトルの浮力を使って、水上で救助を待つ背浮きの練習

    ペットボトルを使って浮き身などを学ぶ

  • プールでSUPを体験中の子供たち

    SUP体験

 キャンパス内のプールを使用し、1日目は水辺の安全教室、2日目にカヌー、3日目にSUP体験を実施しました。安全教室では背浮きやペットボトルを使った浮き身と救助法、ライフジャケットの効用と着用時の泳法を学びました。このほか、落水時に呼吸が確保できて一番楽に泳ぐことができるエレメンタリバックストロークの練習を通して、セルフレスキューについて実践的に学びました。

●見学した保護者の声
・私が家で勉強をみているときより集中してできています。
・学生の説明は分かりやすくてよかったです。

●児童養護施設職員の声
・水泳が嫌いな子供が目を輝かして取り組んでいました。
・学校でもこうした授業を行ってくれたら水泳が嫌いな子供はいなくなります。

●学生の感想
・児童養護施設に通う子供たちと接する機会はなかったので貴重な経験になりました。
・機会に恵まれない子供たちに体験する場を提供することは大切です。

寄付に関するお問い合わせ

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