水と緑を守る百年の森づくり「第16回田沢川ダムまつり」が開催されました
10月15日午前8時から山形県酒田市山元の田沢川ダム周辺で、第16回田沢川ダムまつりが開かれました。水と緑を守っていくことの大切さを理解するために、田沢川ダムまつり実行委員会が主催、曇り空の肌寒い一日でしたが、近県や庄内地域から1300人が集まりました。
同まつりの中で、田沢川ダム舟艇交流会が行われ、海洋クラブ事業のヨットカヌー体験に14人、一般のカヌー体験には40人が参加しました。平成14年10月に始められ今回で16回目となります。
酒田市の水道水の水源、田沢川ダムに多くの市民が集まりました。ダム見学や周辺の森などの自然に親しんでやすらぎや潤いを感じて、水と緑を守る大切さを理解して、同時にダム周辺整備事業のPRの場として活用し、地元特産品や軽食の販売を通して地元地域の活性化を図りました。
ダム内部見学、ステージ発表、浄水コーナー、木工教室、魚のつかみ取り(試食)、ダム湖遊覧を行いました。軽食としてうどん、そば、いも煮、もつ煮などが出ました。
一般来場者のヨット・カヌー体験、海洋クラブ員を対象にした舟艇交流会は源流をめざしてカヌーツーリングを行いました。
市内からの参加者はダムに魅了されたようです。「自然を満喫できた」(女性)、「ダム湖を上から見ることはあるが、湖面から見ることがなかったので素晴らしかった」(同)、「ダム湖の源流を見ることができてよかった」(男女)、「ダム周辺の滝、岩肌などの自然やせせらぎを堪能できてよかった」(男性)と話していました。
肌寒い天気でしたが、各部門のイベントを楽しんでいました。ダム湖周辺に広がる自然と地元食材を使った軽食などを堪能。カヌー体験やダム湖遊覧などを通して、酒田市の水がめとなる田沢川ダムのすばらしさを再認識していました。
行政関係機関、地域住民、企業などが一丸となり、地域活性化に向けて取り組んでいる行事であり、来年も同時期に実施する予定になっています。
まつりには、庄内森林管理署長、山形県庄内総合支庁河川砂防課長などが来賓として参加、山形県企業局が共催したほか、酒田市、漁協、団体、企業など多くの関係者の協力で開催されました。
B&Gレポーター 酒田市平田B&G海洋センター・櫻井 静悟