子供たちと絵本作家が協力したシャッターアート~剣淵町B&G海洋センター艇庫
子供たちが絵を描いて「この町に自信を持ち、もっと好きになるのでは」
10月21日午後1時から、「絵本の里」として知られる北海道剣淵町の剣淵町B&G海洋センター艇庫で、地元の子供たちとイラストを描く「シャッターアート」を行いました。
B&G財団として本年度初めて実施したもの。剣淵町の早坂純夫町長、同町の半田幸清教育長が出席、子供たち11人と保護者14人が参加しました。艇庫は剣淵町東町の桜岡湖にあります。
剣淵町で活動している絵本作家の堀川真さんに協力をいただき、絵本「もりのやきゅうちーむふぁいたーずつよさのひみつ」の表紙の絵を艇庫中央シャッターに描きました。当日は、堀川さんと子供たちが一緒に草の絵を描きました。
B&G財団、剣淵町教育委員会の主催で、B&G海洋センター艇庫のイメージを一新させ、親しみやすい場所として、艇庫利用者の増加を図るのを目的に実施されました。
10月6日には今回参加した子供たちで、艇庫前清掃を実施して当日を迎えました。堀川さんと協力して絵を描いた後は、スケッチブックにシャッターアートの感想を書き、シャッターの前で自分たちが考えたポーズで写真を撮りました。
足が痛く手はべたべた でも楽しかった
参加した子供たちは「足が痛くなった。思ったより難しかったけれど、作家さんの気持ちにもなれたのでいい機会になった」(小学女子)、「手がべたべたになったけれど、話ながらやったから楽しかった」(小学男子)、「少し足が痛かったけれど楽しかった」(小学男子)。
保護者は「子供がとても楽しんでいてうれしかった。艇庫は普段少し暗いイメージなので、明るくなったかなと思います」(女性)、「艇庫に絵を描ける機会をいただき、本当に子供たちに良かったと思います。この町で育っていく子供たちが、この町に自信をもって、もっと好きになるのではないかと思いました。今日は楽しかった」(同)と話していました。
今回初のシャッターアートは、今後の全国展開へ向けたものです。
画一的なイメージのあるB&G施設を、子供たちの手で、柔らかで親しみやすい雰囲気へ一新させることができるものです。北海道で人気の絵本作家が描くことで、新たな写真スポットとしてより広く拡散されることが期待できます。
レポーターからは「絵本の里ということで、絵本作家の堀川さんと共に実施することができました。子供たちがとても楽しそうに描いていたのが印象的でした。
このイラストをきっかけに、今まで艇庫に来なかった方が艇庫に足を運ぶきっかけになるよう周知を図っていきたい」と強調しました。艇庫前で堀川さんの読み聞かせ会などを実施する予定としています。