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太鼓台、海を渡る!


~小豆島の亀山八幡宮秋祭り~

 

10月16日のまちレポ【四国版】に投稿いただいた、小豆島 亀山八幡宮秋祭りの話題。奉納する太鼓台を船で運んで浜に担ぎ上げる、迫力の伝統行事伝統行事「押し込み」(小豆島町指定無形民俗文化財)や世界一と言われる野天桟敷の前で太鼓台の妙技が披露されるこの盛大な秋祭りについて、投稿者の陶山哲夫さん(B&G池田海洋クラブ)から追加のレポートをいただきました。

 

海を渡って宮の浜に着いた大きな太鼓台。60人掛かりで船から降ろします

海を渡って宮の浜に着いた大きな太鼓台。60人掛かりで船から降ろします

 

陸路に代わって海を行く大きな太鼓台

 

小豆島町池田地区で行われる亀山八幡宮の秋祭りに参加する際、陸路での輸送が不便だった三都半島南部の吉野・蒲野(カマノ)・神ノ浦(コウノウラ)の3集落の太鼓台。明治時代の初期には網船に乗せて八幡宮のある宮の浜まで運んでいましたが(宮の浜入り)、その後一時途絶え、1979年になって神ノ浦地区だけが海を渡る太鼓台を復活させて現在に至ります。

 

太鼓台の宮の浜入りを「押し込み」あるいは「踊り込み」と言い、祭日の当日の午前6時30分、重さ約700kgの太鼓台を載せた押し込み用の船「皇子丸」が神ノ浦の浜を出航し、約5km先にある小豆島ふるさと村の沖合、沖弁天島まで漁船に曳航されます。

 

 

最終目的地の宮の浜をめざして力漕する「皇子丸」。陸地では、到着を待って大勢の人が詰めかけています

最終目的地の宮の浜をめざして力漕する「皇子丸」。陸地では、到着を待って大勢の人が詰めかけています

 

沖弁天島で休憩を取った後、「皇子丸」は8時半頃から6丁の櫓を使ってジグザグコースで2km先にある宮の浜の鳥居を目指し、漕ぎ手が太鼓に合わせて「ナガセ」を歌い、船の舳先では赤い長襦袢や緑の長襦袢をまとい、頬かむりをした2人の踊り手が「采」(サイ)と呼ばれる棒を振りながら独特の踊りを踊ります。

 

「ナガセ」を歌い、「采」を振って踊りながら海を渡る「皇子丸」。1979年に復活した伝統行事は現在も続けられています

「ナガセ」を歌い、「采」を振って踊りながら海を渡る「皇子丸」。1979年に復活した伝統行事は現在も続けられています

 

世界一の野天桟敷

 

海を渡った「皇子丸」が午前9時頃に着岸すると、待ち構えていた総勢約60人が太鼓台を野天棧敷のある馬場まで一気に運び入れます。小豆島一番の祭りの呼び物として長年受け継がれているこの勇壮な光景に、今年も詰めかけた大勢の見物客から大きな拍手が沸き起こりました。

 

勇壮な男衆によって「皇子丸」から降ろされた太鼓台は、野天桟敷のある馬場へ向かいます

勇壮な男衆によって「皇子丸」から降ろされた太鼓台は、野天桟敷のある馬場へ向かいます

 

その後は、旧池田町内から14台の太鼓台が午前中に本殿に宮入りし、午後1時から神輿を先頭に野天棧敷のある馬場まで宮下がりを行います。そこで小学生のお稚児さんが岩戸の舞を奉納。馬場に3台ずつの太鼓台が入場し、「ささげ」や「かえし」などを披露しながら太鼓の技を競います。1トンから2トンもある太鼓台を棒の先に乗った「乗り子」の合図で90度横に倒し、もとに返し、反対側にまた90度と力の限りの大技です。

 

 地域から14台もの太鼓台が馬場に集結!「ささげ」や「かえし」の大技を披露します


地域から14台もの太鼓台が馬場に集結!「ささげ」や「かえし」の大技を披露します

 

担ぎ手が力を合わせて太鼓台を90度横に倒し、また戻す大技に大きな歓声が上がります

担ぎ手が力を合わせて太鼓台を90度横に倒し、また戻す大技に大きな歓声が上がります

 

この太鼓台がそろう「池田の棧敷」は、世界一の「野天棧敷」と言われています。昭和51年に国の重要有形民俗文化財に指定されましたが、長さ80m6段から8段からなり、高さ約18mの野づら積みの石段状の棧敷です。

 

現在は、秋祭りの太鼓台の妙技や大練りなどを見物するために使われていますが、昔は農村歌舞伎や競馬などを見物する場所でした。棧敷は今でも所有者が決まっていて、区分ごとにお祭りの際に簡易の小屋を建て食事を摂り、祭り見物に用いています。

 

右手に見える石段の「池田桟敷」に集まった大観衆。世界一の「野天桟敷」であると言われています

右手に見える石段の「池田桟敷」に集まった大観衆。世界一の「野天桟敷」であると言われています

 

祭りの最後は「大練り」と言われる、「練り番」に当たった地区の若者が「だんじり」を引きながら歌い、鳥毛・槍・挟み箱・薙刀等をかざしつつ奴踊りを踊ります。

 

今年は、午後4時過ぎに池田の太鼓祭りは終わりましたが、島の若者は1年で一番燃える一日、都会に出た若者もこの祭りには帰ってきます。

 

祭りが終わると伝統を守る島に、またゆったりとした島時間が再び流れます。

 

祭りの最後に行われる「大練り」。地区の若者が奴踊りを披露します

祭りの最後に行われる「大練り」。地区の若者が奴踊りを披露します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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