児童数が少ない状況でも誰もが参加できるドッジボール
第30回B&G会長杯蔵王町民スポーツ交流大会
蔵王町B&G海洋センター(宮城県)
誰もがやったことのある、学校の休み時間によくやるドッジボールという「遊び」を、公式なルールのもとで「競技」として行いました。2月17日(日)午前9時から午後1時まで宮城県の蔵王町B&G海洋センターで第30回B&G会長杯蔵王町民スポーツ交流大会を開催しました。年齢を問わず、誰にでも簡単にできるニュースポーツの普及啓発を図り、冬期の青少年の健全育成・体力の向上を目指して開かれました。町内各小学校から約130人が参加、蔵王町の村上英人町長、佐藤長成町議会議長などが出席しました。
普段とは違った形でドッジボールに参加した小学生が、公式ルールを学び、チームワークを持ってプレーする姿が魅力の大会でした。当日は1階アリーナで5・6年生の部としてドッジボール、2階武道場では3・4年生の部としてドッジビーを行い、日ごろ小学校で練習している成果を発揮し、5地区の対抗戦として白熱した試合が繰り広げられました。
特に印象的だったのは5年生のみでチーム編成してきた地区で、予選リーグを突破し、決勝戦に進めたことです。体格差や運動能力の差が出やすい小学生の時期に、チームワークでカバーできたことはとても素晴らしいことだと感じました。来年の成長した姿を期待しています。
参加者からは「楽しかった」、「来年は優勝したい」、「みんなで頑張れたのが良かった」、「目指せ連覇!」と意気は上がりました。レポーターの佐藤和博さんは、30回目を迎える歴史ある大会に担当として携われたことは非常に良かったと述べました。その上で「近年、小学生の児童数が極端に少なくなり、イベントを開いても参加者が集まりにくいことが多く、その点でドッジボール競技などはクラス全員の参加など、積極的な状況になります。子供がやりたいことは何なのかを考え、企画していくことで、児童数が少ない状況でもイベントを盛大に行えるヒントを得ました」とコメントしました。
B&Gレポーター 蔵王町B&G海洋センター・佐藤 和博