子供たちのスポーツ振興に地域のスポーツ指導者が連携!7つの競技を開催
2018スポーツチャレンジフェスティバル
高島市今津総合運動公園
滋賀県の高島市今津B&G海洋センターで「高島市の子供たちにスポーツの楽しさを伝えたい」を合言葉に、市内でスポーツ活動しているウエイトリフティング、少林寺拳法、チアリーディング、サッカー、野球、テニスの6競技と、陸上教室を開催しました。
12月2日(日)午後1時から午後5時まで高島市今津総合運動公園を会場に「2018スポーツチャレンジフェスティバル」を開いたもので、陸上教室は短距離で活躍中の多田修平選手を指導している、関西学院大学陸上競技部の林直也氏を特別コーチに招聘しました。天候は晴れでした。
参加者は高島市内の年長児から小学4年生まで71人、指導者とサポートスタッフは各スポーツ団体から50人でした。見学した保護者を合わせると計250人でした。主催は公益財団法人ひばりで高島市今津B&G海洋センター指導者会が共催しました。
高島市内でキッズのスポーツ振興、スポーツ指導者の連携を目指すもの。参加者は、年齢別に分かれて1班12人で、1種目15分のローテーションで、全種目を体験しました。1種目15分と短いものの、その都度気持ちを切り替えることができるので、最後まで集中力を切らさず楽しくプレーができました。「もっとやりたい!」という気持ちを残したままイベントが終わることで、今後もスポーツを「やってみたい!」という自主的な気持ちが芽生えることが狙いです。
メインの陸上では、多田選手も取り入れる基礎練習を紹介しながら、速く走る秘訣を子供たちに伝授。「風船を割るように!」など小さな子供でも分かりやすい説明をしていました。
第2部で各スポーツ団体の指導者は「上手くできなくても大丈夫」、「失敗してもOK!」、「楽しく元気に」という雰囲気を作り出していました。こうした状況のもとで、様々な体験をしている子供たちの表情は、とてもイキイキとしていてスポーツの価値、楽しさを表していました。
高島市には素晴らしい可能性を持った子供たちがたくさんいて、一生懸命スポーツと向き合っているスポーツ指導者もたくさんいます。子供たちと指導者をつなぐ“パスウェイ”を示す一端として、B&G指導者会が担えたことは大変うれしく、充実した時間となりました。
参加者は「全部面白かった」(年長男児)、「少林寺拳法で腕をつかまれた時の逃げ方が分かった」(小3女子)、「重りを上手に持ち上げることができたよ!」(小1女子)と話していました。
レポーターの入江克之さんは、指導者として次のように述べました。
色々なことに興味を持って主体的に行動できる高島の子を育む、という趣旨に賛同する地域のスポーツ指導者と一緒になり、より多くのスポーツが体験できるイベントにしたいと考えています。私たち指導者は、自己実現のためではなく、他者貢献・社会貢献としてのスポーツを志し、それぞれの地域を笑顔でいっぱいにしたいものです。以前、スイミングスクールに通ってくれていた生徒が、スポーツ体験のアシスタントを務めてくれている姿は、コーチ冥利に尽きる1日でした。
B&Gレポーター 高島市今津B&G海洋センター・入江 克之