2022.03.03 UP 休眠預金等を活用した体験格差解消事業 障がい児を対象とした「焚き火で焼き芋作り体験会」を開催

休眠預金を活用した事業のシンボルマーク

休眠預金活用事業の実行団体である株式会社FEELは、下関市の「深坂自然の森」で障がい児を対象とした「焚き火で焼き芋作り体験会」を2月26日(土)に開催。放課後デイサービス施設に通所する子どもたち23人が参加しました。

焼き芋ができるまで、焚き火の管理も子どもたちが行います

焼き芋ができるまで、焚き火の管理も子どもたちが行います

初めての焚き火

深坂自然の森に到着後、子どもたちは炊事棟へ移動。ほとんどの子どもたちが焚き火をすることが初めてで、火おこしも初体験です。

スタッフの説明を受けながら、早速、焚き火の準備に取り掛かります。

まず、新聞紙を棒状に丸めて、強くねじり、井桁に組みます。その上に細い木、太い木の順番で山型に薪を組んでいきます。

つぎに、麻ひもをほぐし、丸めて火口(ほくち)を作ったら、いよいよ着火です。着火には現代版火打石のファイヤースターターを使用しました。

スタッフがお手本を見せた後、子どもたち一人ひとりが着火を体験。恐る恐る擦って火花がなかなか出ない子どももいましたが、火花が麻ひもに着火すると大きな歓声が上がりました。

  • ふわふわに麻ひもをほぐします

    ふわふわに麻ひもをほぐします

  • 火口(ほくち)を丸めて準備完了

    火口(ほくち)を丸めて準備完了

焚き火(ダイジェスト動画)

焼き芋の準備

火が付いたら、次は焼き芋の準備です。新聞紙でサツマイモをくるみ、水に浸してからアルミホイルで包みます。

焚き火の状態を確認してから、ホイルに包んだ芋を火の中に入れ、できあがるまでの焚き火の管理も子どもたちが行いました。

焼き芋ができあがったら、みんなで試食。ホイルを剥くと湯気が立ちのぼり、ねっとり甘い焼き芋を子どもたちは夢中で食べていました。

  • 焚き火の管理

    焚き火の管理

  • みんなで試食

    みんなで試食

焼き芋(ダイジェスト動画)

体験終了後、子どもたちは「火が付いた時はうれしかった」「おいしい焼き芋ができて楽しかった」「またぜひやりたい」など、初めての体験に声を弾ませていました。

放課後デイサービス施設のスタッフは「今まで体験させてあげられなかった貴重な体験をさせることができました。今後の生活に良い変化が見られると思います」と今回の体験を振り返りました。

当日は焼き芋作り体験に並行して、希望者を対象にマウンテンバイク体験会も行いました。

MTB(ダイジェスト動画)

FEELでは、今後も「すべての子どもたちに笑顔を」をモットーに、子どもたちが心身ともに成長する機会を提供していきます。

B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障害の有無や家庭の事情等から生じる子どもたちの体験格差の解消を図ることを目的に、全国20団体の応募の中から「実行団体(10団体)」を選定。
2020年度から2022年度までの3年間、B&G財団がそれぞれの団体を支援し、各実行団体が障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭等の子どもたちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、当該地域でのインクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。

 

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