休眠預金活用事業 「セイラビリティ活動」と「アクティブ・キッズ・クラブ活動」がスタート!
NPO法人 海の達人(三重県津市)
休眠預金活用事業の実行団体の1つである、海の達人では三重県内のまん延防止等重点措置が解除されたため、6月26日(土)から事業の対象活動である「セイラビリティ活動」を再開すると同時に、「アクティブ・キッズ・クラブ」の活動をマリーナ河芸で開始しました。
セイラビリティ活動は、ユニバーサルデザインのハンザヨットを活用し、自分自身で操船することを通して、障がい者をはじめ、子ども、高齢者がセーリングの楽しさ、海の素晴らしさを知ってもらうことをねらいとした取り組みです。
当日は、障がい者2人を含む22人が参加。事業で昨年度に新たに購入した赤いセイルのハンザヨットも水面に浮び、参加者は思い思いにセーリングを楽しみました。
マリーナ河芸は、今年10月に開催される「三重とこわか大会」(第21回全国障害者スポーツ大会)のハンザクラスセーリングの競技会場となっていることもあって、後半は大会出場に向けてスタート練習を行いました。
また当日は「アクティブ・キッズ・クラブ」が活動初日を迎え、県内外から約40名の親子が参加して植樹祭を行いました。タブノキ、モチノキ、マサキなどの苗をチームに分かれて植樹しました。
アクティブ・キッズ・クラブでは、海遊び、乗馬、いきもの観察、サバイバルツアー、植樹など、年間を通して子どもたちに様々な自然体験を提供していきます。
植樹終了後には大鍋のパエリアでランチ。子どもたちはおいしそうにパエリアを頬張っていました。
昼食をとっていると、マリーナを早朝に出航したクルーザーが、カジキマグロ(約180cm)を釣り上げて帰港しました。早速、マリーナの桟橋でスタッフによる解体ショーが始まりました。子どもたちは興味津々の表情で見学し、マリーナならではのサプライズに参加者は大喜びでした。
B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障害の有無や家庭の事情等から生じる、子どもたちの体験格差の解消を図ることを目的に全国20団体の応募の中から「実行団体(10団体)」を選定。
2022年度までの3年間、B&G財団がそれぞれの団体を支援し、各実行団体が障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭等の子どもたちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、当該地域でのインクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。
今後も体験格差解消に向けて、実行団体と手を携えて事業を推進していきます。
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