休眠預金活用事業 「実行団体全体会議」をオンライン開催
2020年11月18日(水)、休眠預金活用事業「実行団体全体会議」を開催し、実行団体の代表者10人が参加。今回はコロナウィルス感染拡大防止のためオンラインでの実施となりました。
B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障害の有無や家庭の事情等から生じる、子供たちの体験格差の解消を図るため「実行団体(10団体)」を選定。
2022年までの3年間、それぞれの団体と連携して、障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭の子供たちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、インクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。
会議に先立ち、B&G財団の菅原理事長は「この事業を通じて子どもたちの心身の成長、インクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを皆さんと一緒に進めていきたい。今年はコロナ禍で対策を講じての活動になりますが、この会議で情報を共有し、今後の活動に役立てていただきたい」とあいさつ。続いて、出席者自己紹介の後、各団体から活動報告を行いました。
実行団体の事業概要
No. | 団体名 | 事業名 |
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事業概要 | ||
宮城県障がい者カヌー協会 | カヌーを通じての共生社会、インクルーシブの実現を目指す事業 | |
障がい児と健常児と分けることなく、カヌー体験を提供することで、受動的な入口(体験)から、能動的(趣味や競技としてのカヌー)活動へ橋渡しを行う。 | ||
龍ケ崎市B&GUSC海洋クラブ | 障がい児やひとり親家庭のための運動支援 | |
運動・スポーツを通じて発達障害のある青少年の余暇を支援し、地域とつながることを最終目的に、参加者が主体的に取組めるアプローチを行う。 | ||
認定NPO法人Ocean’s Love | 障がい児等の体験格差解消事業 | |
知的障がい児・発達障がい児を対象にサーフィンスクールを開催し、子供たちがソーシャルスキルを獲得できるようにスクールのプログラムを進化させる。 | ||
認定NPO法人 オーシャンファミリー海洋自然体験センター | みんなの海project ~地域のすべての子に海辺での楽しい体験を~ | |
海に行く機会がないなど見えない制約がある子、通級指導教室に通う子などに海辺での自然体験に参加する機会を設ける。 | ||
公益財団法人 身体教育医学研究所 | 障がい児等の体験格差解消事業 | |
障がい児や児童養護施設の子供、一人親家庭の子供等を対象に自然体験活動を実施。健常児との交流を通して子供自身が育ちやすい地域や仕組みを整える。 | ||
有限会社SHIPMAN (静岡県立三ケ日青年の家 指定管理者) |
障がい児等の体験格差解消事業 | |
個々に必要な合理的配慮の基に、水辺での活動などを通して、規律や協力を体験的に学びながら子供たちの成長を促し、自分の力を最大限に発揮できる支援の環境づくりのモデル施設となることを目指す。 | ||
NPO法人 海の達人 | 障がい児等の体験格差解消事業 | |
個々に必要な合理的配慮の基に、水辺での活動などを通して、規律や協力を体験的に学びながら子供たちの成長を促し、自分の力を最大限に発揮できる支援の環境づくりのモデル施設となることを目指す。 | ||
株式会社 FEEL (下関市深坂自然の森 指定管理者) |
障がい児等の体験格差解消事業 | |
障がい児や児童養護施設の子供などを対象に、海洋性レクリエーションを主とした自然体験活動を通じ、子供たちの心身の成長を促し、社会性や自立心を育むとともに、他の子供たちとの交流や活動団体間の交流等を通じて、支援の環境づくりを行う。 | ||
NPO法人 コバルトブルー下関ライフセービングクラブ | プロジェクト豊夢(ホウム) | |
経済的困窮など家庭内に課題を抱える子供や日常生活や成長に困難を抱える子供たちに海の楽しさや怖さを伝える親水教育を通じて、人との関係や心の育成を促すため、大学のボランティアサークルなどの人たちを巻き込み、若者の能力の向上を促しつつ子供たちを育成する。 | ||
NPO法人 あそびとまなび研究所 | もじうみ里海探検隊 障がい児等の体験格差解消事業 | |
体験格差の解消を目指し、安全に通年の海辺や水辺の体験活動を行える仕組みを作り上げる。 |
コロナ対応について、フェイス・マウスガードの着用、手指および器材消毒の徹底のほか、海や竹林、田んぼなど現場からつなぐオンラインプログラム、3密回避のための更衣用テント設置、少人数制として実施回数の増加など、各団体の取り組みが報告されました。
今後も実行団体と協力し情報を共有しながら、体験格差の解消、インクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。