• 防災の日

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B&Gネットワークをいかした相互応援 全国100ヵ所へ防災拠点の整備を目指す

9月1日は防災の日。そして、9月1日は「関東大震災」が発災した日でもある。今年は、関東大震災が発災してちょうど100年となる。当時の人々は、今まで経験したことがない地震に見舞われ、近代化真っ只中の首都東京に、未曾有の被害をもたらした。

しかし近年、「未曽有」と呼ばれる災害は、世界中で頻発している。巷で発する「想定外」という言葉も、耳慣れてしまったぐらいに思う。それだけ災害が、激甚化と多様化の一途をたどっており、そして、それに伴う世の中の「災害」に対する常識も、加速度的に壊されつつある。

そのような現代において、私たちはどう「災害」と向き合っていくべきか。その答えの一つは、いつでもどこでも「万全を備えること」こそが、だれ一人として取り残されない防災対策の要になる。

私たちは、災害大国ニッポンと呼ばれるこの我が国において、より多くの人命を守り、迅速な災害復興に資することを目的に自治体を対象とした、防災拠点の設置に取り組んでいる。全国に防災拠点を設置し、資機材や人材を被災地へ派遣し、どんな災害が起こっても、助け合えるネットワークを築く。

設置自治体は、地域防災を担う核としての「点」となる。その「点」となる自治体同士が相互連携や協力を図ることにより、いくつもの「線」が引かれていく。

そして、それら「線」が幾重にも重なっていくことで、「面」としての支援の立体と奥行を生み出し、全国をつなぐ一体的なネットワークとなっていく、しかし、それでは終わらない。

繋がりがもたらした、「線」も「面」も、助け合う心が通ってこそ、いざという有事の際に、迅速に機能していくのではないだろうか。絆という「輪」が、有事の際の支援をより強固にしていくと信じている。

現在、全国に拠点数は54ヵ所。事業開始から約2年半。まだまだ整備の途中であるが、地域防災を支える一助として、着実に前へと進んでいる。今回は3週連続の特別企画として、これまでの歩み、そして、私たちが描くこれからの未来を発信する。

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