かけっこや玉入れ。水の中での運動会!第2回水中運動会~宍粟市千種B&G海洋センター
2018年5月20日(日 )午後1時から午後4時
最近では5月に運動会という学校も増えてきましたが、陸上ではなく、なんとプールの中で小学生が玉入れやかけっこを競う「水中運動会」が5月20日、兵庫県宍粟市の宍粟市千種B&G海洋センターで行われ、参加者とその保護者ら44人が来場。子供たちによる、陸上運動会さながらの“水の熱戦“に、館内は大いに沸きあがりました。
山間部に位置する同地域の子供たちに、プールの楽しさを実感してもらい、利用促進につなげる目的で、センター職員らが中心となって昨年からスタートさせたイベントです。
2回目となる今回は、市内の小学生23人が参加し、赤・白2チームに分かれて、
①水中かけっこ
②水中玉入れ
③ビート板ON浮島
④ウォーターキャタピラレース
⑤浮島リレー
の5競技に挑み、白熱した戦いを繰り広げました。
参加者の小学生1~6年生までを、力の差がつかないようほぼ均等に2チームに分け、競技を開始。かけっこ、玉入れと陸上運動会ではおなじみの王道プログラムでは、子供たちも真剣なまなざしで勝負に挑みました。
その硬い表情が崩れたのが、今回初めて導入したウォーターホイールを使った競技でした。ビニール素材で水の上に浮かぶリング状のウォーターホイールは、人間ハムスターとも呼ばれる通り(笑)、ホイールの中に入って、くるくる回って前進していく遊具です。
これで速さを競ったウォーターキャタピラレースでは、子供たちの顔はくしゃくしゃになり、キャーキャーと黄色い声が飛び交いました。一方、水泳の基本には欠かせないビート板リレーでは、どの子も負けん気をのぞかせ、必死にバタ足キックで泳いでいました。
競技は赤・白ともに一歩も引かない熱戦が続きましたが、5競技を終えた結果は、3対2で赤チームの勝利となりました。
また、運動会には遊びタイムも設け、普段遊ぶことができないアクアボールやウォーターホイールなど珍しい遊具に人気が殺到。子供たちのウキウキワクワクの様子が印象的でした。今回の参加者は1年生が多かったのですが、小さいながらも高学年にも負けない勢いで頑張り、6年生は下の子に優しく接して丁寧に教えてあげるなど、いくつもの微笑ましいシーンが見受けられました。
以下、参加者のコメントを紹介します。
- 初めて参加しました。プールでいっぱい遊べて楽しかったです。(小1男子)
- 初めてアクアボールに入って遊びました。なかなか立てなくて大変でしたがすごく楽しかったです。(小1女子)
- ウォーターホイール初めて乗って難しかったけど楽しかったです。お菓子もいっぱいもらえて大満足です。(小6男子)
- アクアボールもウォーターホイールも初めてで、体験できて楽しかったです。お菓子ももらえて嬉しかったです。(小6女子)
レポーターは「2回目の水中運動会でしたので、進行はスムーズにできました」と振り返り、「子供達は活発に競い合い、普段遊べない道具で元気いっぱい遊んでいる姿をみられたので自分たちも楽しめました。今後もこのようなイベントを定期的に開催し、子供たちが楽しんでプールを利用できるように頑張っていきたいと思っています」と述べ、運動会継続の意向を強調しています。
B&Gレポーター 宍粟市千種B&G海洋センター・春名 研