情報発信力とネットワークの強化をめざして
2015年度B&G特派員研修会 開催 (日本財団助成事業)
全国各ブロックから10名の特派員が集合!
財団ホームページ「B&G特派員便り」を通じて各海洋センター事業をレポートするほか、地域メディアへの広報活動も行っているB&G特派員。その日々の活動を支える情報発信力を高め、特派員同士の連携を深めるため、今年も4月16日(木)・17日(金)に、日本財団ビル会議室で「2015年度B&G特派員研修会」を実施しました(2日目の会場はB&G財団事務所)。
参加したのは、今年度で2年目の任期を迎える全国各ブロック特派員10名の皆さんで、2日間にわたって各種講演や記事作成、写真撮影の講義などを受講。最終日にはグループに分かれてディスカッションを行い、今年度の活動に関して活発に意見を交換しました。
プロから学んだ「ニュースの価値」
研修会初日、西日本新聞報道部長の三村 龍一 氏による、「ニュースの価値判断」をテーマにした講演会を実施。三村氏は、社会性・迅速性・記録性・話題性・独自性といった記事に求められるポイントや新聞各紙による論調の違いを説明したうえで、「情報が世間にどんな影響を及ぼすのかを考えて発信してほしい」と指摘。さらに、日々新聞社に提供される山ほどある情報の中で、どのような書き方のニュースリリースに編集者が目を向けるかといった、新聞社ならではの視点で広報のノウハウを伝えてくださいました。
ブログ発信のポイントを学ぶ
2日目はB&G財団事務所に場所を移し、特派員が情報発信を行うツールであるCANPANブログについて、NPO法人CANPANセンター代表理事の山田 泰久 氏による「CANPANブログの活用と効果的な広報ツール」と題した講座を実施。山田氏は、ブログの発信で重要な3つのポイントとして「共感・信頼・問題提起」を挙げながら、インターネットにおける近年の情報環境の特性を解説したうえで、「記事の閲覧数を伸ばすために検索されやすいキーワードを取り入れる等の工夫も必要。地名を入れるだけでも効果的」といった具体的なアドバイスも語ってくださいました。
写真と文章の実践力を磨く
写真撮影と記事作成に関しては、ともに実技研修を実施。元皇室カメラマンの山下 勲 氏による研修では、参加者各自がマニュアル操作でシャッタースピードやホワイトバランスを調整しながら撮影の技術を体験的に学びました。
また、ライターの市川 和彦 氏による文章の書き方研修では、「起承転結」を意識した文章と結論から先に書くニュースリリースの違いなどを学びながら、その場で記事の作成実習に取り組みました。
地域情報発信の拠点となるネットワークの強化
特派員は多忙な業務の合間を縫って海洋センターや地域の情報発信を行います。自身の自治体を取材するだけではなく、担当ブロック内の自治体にも出向くため、各地の情報収集も欠かせません。そのため、2日目の最後にはディスカッションの時間を設け、特派員同士で情報収集~発信の課題や解決法を話し合いながら連携を深めました。
私たちが今年度のB&G特派員を務めます!(敬称略)