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海と島を守る緑を育てよう!
「海を守る植樹教育事業」植樹祭を与論町で開催!(日本財団助成事業)
288人の参加者が、ふるさとの木10種2,357本を植樹

平成25年12月23日(祝)、鹿児島県与論町(与論島)で「海を守る植樹教育事業 植樹祭」を開催。町内の子供会や老人クラブなどから集まった288人の参加者が、ふるさとの木10種2,357本を与論港コースタルリゾート内の植樹地に植えました。与論島は台風被害が多いことから、町では今回の植樹祭を契機に島全体に植樹を広げ、住民の命と財産、そして地域の海を守る森づくりを進める計画です。

晴天に恵まれた開会式。青い空と海が広がる与論港コースタルリゾート内の植樹会場に、300人近い参加者が詰め掛け、活気あふれる式典になりました

主催者挨拶
南 政吾 与論町町長
植樹祭が、私たちの心に「緑を大切にする心」「緑を守り育てる心」を植え付けてくれます。与論の美しい海に負けない、緑美しい島づくりに取り組んでいきましょう!

来賓挨拶
菅原悟志 B&G財団 専務理事
一人でも多くの人が自然とともに生きていく大切さを学び、「海を守り、人の命を守る本来の森づくり」に取り組んでいただけたらと思います。トートゥガナシ!(ありがとう)
宮脇方式の植樹で知られる宮脇 昭先生が、参加者に直接指導!
当日は、宮脇方式と呼ばれる"その土地本来の植生による植樹"を広める、公益財団法人 地球環境戦略研機関国際生態学センター長、宮脇 昭先生が植樹の指導にあたり、ふるさとの木を植えることの理由や緑を育てることの大切さなどを説明。参加者が苗木を植え終わった後には交流会も実施されて、参加者は和やかな時間をすごすことができました。
植樹指導

(公財)地球環境戦略研究機関国際生態学センター長 宮脇 昭 先生
皆さん一番大事なものは、命です。幸福とは今生きていることです。その一番大事な「命を守り」「皆さんの生活を守り」「未来の大切な人の命を守る」ための本物の森をつくりましょう。それは、次の氷河期が来ると予測される9千年後に残る命の森づくりの第一歩になります。

植樹祭前日には、宮脇先生の指導で植樹祭当日にリーダーとなる方々への研修会が実施されました

今回は、フクギ・ホルトノキ・テリハボク・イスノキ・モモタマナ・サキシマハマボウ・ヤエヤマコクタン・モンパノキ・クサトベラ・アダンの10種類の木を植えました

B&G植樹リーダーの工藤陽平さん(熊本県 湯前町B&G海洋センター)も駆けつけて、準備の段階からお手伝いいただきました

植樹終了後には交流会を開催。黒糖のふくれ菓子・カボチャを練りこんだサーターアンダギー・ゴーヤの漬物など、地元のおいしい食べ物がたくさん並びました

アトラクションで行われた植樹応援隊「舞弦鼓」の勇壮なエイサー。今回の植樹祭のために作られた「植樹の歌」も与論町連合青年団によって披露されました

閉会の挨拶
与論町教育委員会 町岡光弘 教育長
長い歴史の中で起こった災害を思い起こすと、今回の植樹祭はとても大事な第一歩です。
本日参加していただいた皆さんが、学んだことを広めてくださることを期待します
参加者の感想

今日植えた木が、元気に育ってほしいです!

もし転勤しても、与論に帰って成長した森を子供たちと見に来ます!

与論町は、植樹を進めて台風に負けない町づくりを目指します!
写真提供:南九州ブロック広報特派員 鹿児島県 南さつま市坊津B&G海洋センター 現王園 仁志