震災で全壊した施設が待望の再建
岩手県洋野町で「がんばろう東北!B&G海洋体験交流会」が開催
109人の子供たちが参加し、三陸の海を満喫
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ちょっと寒かったけど楽しかった1日
平成26年7月5日(土)、岩手県洋野町種市B&G海洋センターで岩手県、青森県から集まった子供たち109人が参加し、「がんばろう東北!B&G海洋体験交流会」(主催:B&G財団地域海洋センター東北ブロック連絡協議会 共催:B&G財団)を開催しました。
東日本大震災では、洋野町の施設を含め、B&G海洋センターの施設7カ所が全壊となりましたが、その中で、海洋性スポーツ施設である洋野町の艇庫がいち早く再建。このイベントは、施設の再オープンにあわせ、子供たちにもう一度海の楽しさを体感してもらい、海に子供たちの笑顔を戻すことを目的に実施したものです。
いよいよ体験会がスタート!
当日の天候は曇り、少し肌寒く感じられましたが、集まった子供たちは、開会前にも関わらず波打ち際や砂浜を走り回るなど元気いっぱいの様子。11時過ぎには、艇庫再建セレモニーとなり、いよいよ体験会のスタートです。
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受付を待つ子供たち
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「この施設再建を契機にこれまで以上に海に親しむ街づくりを進めてまいります」とあいさつする洋野町の水上信宏町長
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「今後も、このようなイベントが継続して実施されることを期待しています」とあいさつする菅原専務理事
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関係者で行われたテープカット
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一関市の小菅 正晴教育長(右)から洋野町の麦澤正剛教育長(左)へ東北ブロック内海洋センターが寄せ書きした応援旗を贈呈
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洋野町のシンボルキャラクターである「マキちゃん」と「ダイちゃん」も駆けつけてくれました
南部もぐりの実演"初めて見た潜水服"
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体験会の初めに、岩手県立種市高校のみなさんによる「南部潜り」実演を見学。初めて見る潜水服にみんな興味津々です。南部潜りの後は、待ちに待ったマリンスポーツの体験。3つの班に分かれてカヌーやバナナボートといったマリンスポーツをはじめ、ライフセービングのビーチフラッグス競技などを体験。また、岩手県栽培漁業協会種市事業所で行われている稚ウニなどの種苗生産の様子も見学しまた。
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南部もぐりを実演してくれた種市高校のみなさん。なんと潜水服は60Kgもあります!
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みんな上手にパドルを操作し、カヌーを楽しみました
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みんなが楽しみにしていたバナナボート
風を切るスピード感が人気の秘訣です
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ニッパーボード体験。岩手県内屈指のサーフィンスポットである洋野町で波乗り気分
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ライフセービング競技であるビーチフラッグス。笑顔の中にも真剣な表情が見受けられました
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小指ほどの大きさ稚ウニを見学。水槽にはウニ以外にもエビなどの小さな生物をたくさん発見しました
体験会の最後は浜辺の宝探し 何が見つかったのかな
最後のプログラムは「浜辺の宝探し」丸いプラスチックケースの中にある番号で、もらえる景品が異なります。そして閉会式を経て、楽しかった体験交流会も終了しました。
子供たちの笑顔が戻った種市の海。これから夏本番を迎え、この豊かな三陸の海で、元気いっぱいに活動する子どもたちの姿が見られることになることでしょう。
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「どれにしようかな?」 手に取りながら、中の番号を覗き込みます
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何が当たったのかな?実際の景品を受け取る子供たち
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「みなさんお疲れ様でした」閉会式も元気に行いました