- > B&G財団の活動
- > 指導者の養成に関する事業
- > 活動記録
- > 平成25年度B&Gレベルアップ研修会 ヨット実技
平成25年度B&Gレベルアップ研修会 ヨット実技
セーリング技術を向上させ、指導のポイントを学ぶ

平成25年10月20日(日)、21日(月)の2日間にかけて、「平成25年度B&Gレベルアップ研修会 ヨット実技」を岡山県牛窓ヨットハーバーで開催しました。この研修会は、B&G地域海洋センター・海洋クラブの指導者の資質向上を図ることを目的として毎年行っているもので、当初は、9月1日、2日を予定していましたが、8月末に日本に接近した台風15号の影響により、日程を変更して実施しました。
今回の研修会には、岡山県、山口県、広島県から17人のB&G指導者が参加。アトランタオリンピックなど4回のオリンピックにセーリング競技日本代表として出場し、アテネオリンピックでは、ヨット競技日本代表監督を務めた小松一憲氏を講師に迎え、セーリング技術の向上を図るとともに、セーリング指導のポイントなどについて学びました。
470級、スナイプ級などを使いスループ艇のセーリングを学ぶ
研修会初日の天候は、残念なことに小雨。出艇前に、ハーバーの研修室で小松氏から帆走理論などを復習しました。スループ艇は参加者全員が初めてということもあり、艤装やトラピーズを使った陸上シミュレーションを念入りに実施し、いよいよ出艇。2点ブイ回航練習を行いながら、スループ艇のセーリングについて学びました。

クローズホールド時のブームの位置とジブセイルについて解説

トラピーズを使ったハイクアウトの陸上シミュレーション

各艇に乗り移り、セイルなどの調整や操船方法についても指導いただきました
快晴の二日目 セーリングの楽しさを確認
二日目は初日の天気とは打って変わっての快晴。2m前後の風が吹き、セーリングの練習には最適な天候となりました。研修は昨日に引き続き、2点ブイ回航による練習を実施。クローズホールドやランニングなど、風向きに応じたセーリングを練習するとともに、ハイクアウトやスピンネーカー、ウィスカーポール使った帆走も行うことができました。最後に、小松講師から研修の修了証をお渡しいただき、二日間の研修は修了しました。

ボートで並走しながら、各艇にアドバイスする小松講師

クローズホールド時のハイクアウト練習

小松講師から修了証をいただきました
参加者の感想

セール角度について小松講師からレクチャーを受ける大越さん
広島県府中市B&G海洋センター 大越 利夫さん
初日は寒かったですが、二日目は天気も良く、風も有ったので楽しく練習することができました。指導者養成研修で学んだことを思い出しました。
岡山県瀬戸内市邑久B&G海洋センター 額田 泰充さん
スループ艇の帆走練習ができ、とても有意義な研修でした。スピンネーカーを使った帆走では苦労しました。470級に乗る経験もでき、良かったです。