「平成24年度 海洋センター緊急災害復旧修繕助成」
福島県
本宮市白沢B&G海洋センター 決定書授与式を実施
5月16日(水)、東京都港区虎ノ門のB&G財団会議室において、「平成24年度海洋センター災害復旧修繕助成」本宮市白沢B&G海洋センター 決定書授与式を実施いたしました。
昨年、本宮市では原発事故放の影響により市内小中学校の水泳授業を市内の屋内プールおよび海洋センターの上屋付きプールで実施しました。今年も「小中学校の児童生徒の屋外活動は1日4時間以内とする」と定めたことから、水泳の授業は昨年同様の対応となります。
そうした厳しい制約を受けている子どもたちのために、海洋センターの上屋付プールは思いきり体を動かせる場として期待されていますが、同プールの上屋シートは経年劣化による磨耗が著しく、耐久性が損なわれてきました。
そのような状況から、本宮市では上屋シートの全面張替や上屋鉄骨の全面塗装改修工事等を行うこととなったため、B&G財団では標題の助成を決定いたしました。竣工は平成24年6月末日を予定しており、助成金額は13,900,000円(修繕工事総額:19,996,000円)となります。

復興の第一歩として活用してほしい
本宮市の高松義行市長 (右)に修繕助成決定書を渡すB&G財団 広渡英治 理事長。
「高松市長をはじめ、学校関係者や保護者の皆様から災害復旧修繕に対する強いご要望をいただきました。B&G財団でも協議を重ねた結果、日本財団のご理解を得て修繕助成金の交付を決定いたしました。新しく生まれ変わる海洋センターが、復興の第一歩として健康で豊かな地域づくりに役立つよう、心よりお祈り申し上げます。」

子どもたちをしっかり育てたい
決定書を受領した本宮市の高松市長(右)。
「昨年は外で遊ぶことを恐れる子もいましたが、海洋センターのプールなら屋根があるから大丈夫だということで、多くの保護者から感謝の言葉が寄せられました。また、今年度は施設の老朽化を理解いただき、このたびの決定を賜りました。子どもたちをしっかり育て、未来の日本を築く礎にしたいと思います。今後もご支援お願いいたします。」