2022.12.09 UP 防災拠点事業 第一期 2021年度「協定書調印式」および「配備機材お披露目式」を開催(兵庫県南あわじ市)

日本財団助成事業

調印書を掲げる守本市長(左)とB&G財団 菅原理事長(右)

調印書を掲げる守本市長(左)とB&G財団 菅原理事長(右)

12月6日 標高100mを超える高台にある南あわじ市文化体育館横に完成した防災倉庫で、防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築事業の「協定書調印式」と「配備機材お披露目式」が開かれました。
 式には、南あわじ市 守本憲弘市長、馬部総一郎副市長、浅井伸行教育長、B&G財団理事長 菅原悟志など関係者約20人が出席したほか、新聞社・テレビ局4社が取材に訪れるなど事業への関心の高さがうかがわれました。  南あわじ市には防災倉庫(床面積125㎡)1棟、油圧ショベル1台、スライドダンプ1台、救護所になるエアテント1張、車イスごと乗れる救助艇1艇ほかの配備が完了したことから、継続的な人材育成などを定めた「協定書調印式」と「配備機材お披露目式」を行う運びとなりました。

  • 救護所にもなるエアテント

    救護所にもなるエアテント

  • 車イスごと乗れる救助艇

    車イスごと乗れる救助艇

 守本市長は、「県内最初の防災拠点に選ばれ、昨年度から防災事業に取り組んでいます。この地域は、南海トラフ地震で県内最大の被害が想定され、このような災害に備え防災倉庫を設置いただきました。また研修費用助成を活用し、56名の市職員や消防団員に重機の操縦資格を取得いただきました。今後、日本全国の災害支援に駆け付けられるような体制づくりを進め、他の場所でも貢献したい。」とご挨拶されました。調印後は、担当職員による事業概要と機材の説明・操作デモが行われました。
 B&G財団は、万一の災害に備えた機材整備と人材育成、そして周辺自治体他と連携した災害支援体制づくりを今後も進めていきます。

集合写真

B&G財団は、2021年度から自治体と連携し、災害支援に即応できる機材と人材を備えた「防災拠点」を整備し、油圧ショベルとダンプカー、救助艇などの機材を配備すると共に、機材の操作方法と災害対応の研修を受けた人材を育成しています。
 災害発生時は、全国の「防災拠点」担当者が、どこの拠点でも同じ機材と手法で災害支援活動ができる体制を整え、平時には「防災拠点」に備えられた段ボールベッドや災害用トイレ、ドローンなどを使用して、地域住民の「防災訓練や避難所運営訓練」を実施し、災害時だけでなく平時も活用される新たな防災拠点を目指します。
 防災拠点は、2021年度第一期の25ヵ所、2022年度第二期29ヵ所が決定しました。

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