関東ブロック連協が、海ごみゼロフェスティバル「海洋ごみ削減に向けた全国一斉清掃活動」を開催(埼玉県幸手市)
2022.09.28 UP

CHANGE FOR THE BLUE 海の未来を変える挑戦

集合写真

B&G財団は2019年度から、日本財団と環境省が進める“海と日本プロジェクト「CHANGE FOR THE BLUE」”に賛同し、全国のB&G海洋センター・クラブと共に「海ごみゼロフェスティバル」を実施しています。

9月23日 埼玉県幸手市 行幸湖で関東ブロックB&G地域海洋センター連絡協議会とB&G財団の共同主催で海ごみゼロフェスティバル「海洋ごみ削減に向けた全国一斉清掃活動」が開催されました。あいにくの雨模様となりましたが、関東ブロックの5県21海洋センターから42人の指導者と、行幸湖で活動する埼玉県立大宮高等学校と同浦和北高等学校のカヌー部、行幸湖カヌークラブから約30人、合計70名以上が参加してくれました。
 開会に当たり関東ブロックB&G地域海洋センター連絡協議会会長 幸手市 木村純夫市長から「桜の名所行幸湖の清掃活動を通じ、海につながる川や町から海ごみ問題を考える機会としたい」とご挨拶いただきました。続いてB&G全国指導者会東日本アドバイザー 埼玉県久喜市 川島正光指導員が、関東ブロックで作成した「海ごみゼロPRパネル」などを使い「海洋ごみ削減に向けた取り組みについて」を説明しました。

  • 関東ブロック連協会長 木村市長

    関東ブロック連協会長 木村市長

  • 海ごみゼロPRパネルと川島指導員

    海ごみゼロPRパネルと川島指導員

その後、1周約3km の護岸清掃を行う陸上班と舟で水面清掃を行う水上班に分かれ、清掃活動を行いました。関東ブロック連協会長 木村市長も自らグラブナー社の大型カヌーに乗り込み水上に漕ぎ出します。高校カヌー部員はレーシングカヌーに乗り込みそのスピードで次々と水面のごみを集めます。陸上では、草をかき分け隠れたごみを探して拾います。
 こうして1時間半の清掃活動で30ℓごみ袋×25袋のごみが回収されました。ごみの分別、器材の片づけを行った後、B&G全国指導者会 関東ブロック責任者 群馬県みなかみ町林登紀枝指導員から、B&G全国指導者会ブロック責任者会議の報告と閉会挨拶をいただき、関東ブロックで作成した「海ごみゼロPRパネル」が各センターに配付されました。

  • 木村市長(右から2人目)の乗る大型カヌー

    木村市長(右から2人目)の乗る大型カヌー

  • 一周3㎞の護岸清掃

    一周3㎞の護岸清掃

  • こんなに回収しました

    こんなに回収しました

  • 水面清掃のカヌー

    水面清掃のカヌー

海ごみ問題には、継続して取り組むことが必要です。関東ブロックでは、今回の経験と「海ごみゼロPRパネル」を活かした取り組みが広がっていくことでしょう。

参加者と回収したごみ

海ごみゼロフェスティバルは、日本財団、内閣府総合海洋政策本部、国土交通省が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として、国民一人ひとりが海ごみの問題を自分ごと化し、「これ以上海にごみを出さない」という社会全体の意識を高めるために、毎年、全国各地の海洋センター・クラブで実施しています。

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