事業内容を知る 「海の日下敷き」答え合わせページ

みんなは全部わかったかな? 「海の日下敷き」答え合わせページ~海と日本プロジェクト~

全国で実施している、学校における「海の日」と「海の安全」を学ぶ教室などでお配りした教材「海の日下敷き」の、クイズの回答をお知らせします!

みんな、下敷きクロスワードの答えはわかったかな??
「海の日」について理解をしてくれたかな??
ここでは、下敷きクロスワードにかくされた答えとちょっとした豆知識などを教えるよ!
答えを記入したら、青いマスを左から読んで、隠れた言葉を見つけよう!

①海にもぐるこのマリンスポーツはなに?
答え:ダイビング

 多くのスポーツは、誰かと勝負したり、健康に長生きすることを目的としてやることが多いけど、ダイビングは、広い海の中を自由に泳ぎ、様々な魚や動植物とふれあえるところに大きな特徴があります。普段の生活では、決して見られない景色が見られたり、体験できないようなことがたくさん体験できます!海の中でこんなに大きなマンタに出会えるかも!

②港にある大きな荷物を持ち上げるこの機械の名前はなんという?
答え:ガントリークレーン

 ガントリーンクレーンとは、陸から船へ貨物をつんだり、おろしたりする時に使われるクレーンのことです。世界中の貿易港のほとんどに設置されています。このガントリークレーンは、地上30mほどの高さにある操縦席から操作を行います。
 海に囲まれた日本は、多くの食料、原油、衣料品などを、毎日様々な国から輸入し、そして日本からも自動車や電子部品などを輸出しています。
 輸出入の99.7%は船によって運ばれることから、重要な港湾にはなくてはならない存在です。

  • 1つ30~40トンもあるコンテナを1時間に20~30個も運搬することができます

③日本の海の安全を守る仕事をしているこの人たちのことをなんという?
答え:かいじょうほあんかん

 日本の海の安全を守る仕事をしている「海上保安官」は、全国に1万3千人ほどいます。
 日本の排他的経済水域で起こる海難事故の救助活動や、犯罪の取りしまり、船の安全な航行のためのルールや海象等にかかわる情報の提供などを行っています。 また、「未来に残そう青い海」をスローガンに、海の環境を守るための啓発活動や、事故を防止するためのライフジャケット着用キャンペーンなども行っています。

④船を作ったり、修理する場所をなんという?
答え:ぞうせんじょ

 造船所には設計、溶接など色々な種類の仕事があり、一人ひとりが、責任を持って自分の役割を果たし、お互いに協力しながら一つの船を作るため、チームワーク良く進めています。
 現在では、造船所の多くが、波が穏やかで製造工程に影響が少ないと言われる瀬戸内海など、西日本に多く所在しています。
 しかし、東京湾にも、毎日のように船が出入りする貿易会社や、海上保安庁・海上自衛隊などの基地があり、船の急な修理などに対応するためにも、なくてはならない存在として東京湾でも造船所が活躍しています。

  • ※写真提供:住友重機械マリンエンジニアリング(株)

⑤船を漕ぐ時に使うこの道具の名前は?
答え:パドル

 カヌーを漕ぐために使うこの道具は、「パドル」といいます。
 手で持つ部分を「シャフト」、水に入れて漕ぐ部分を「ブレード」といいます。
 手漕ぎボートなどを漕ぐ時に使い、船に固定されているものは「オール」といい、「ブレード」が1枚だけなのが「パドル」との違いです。
 また、まっすぐ進むためには、パドルは左右交互に漕ぎますが、オールは左右同時に漕ぐのも違いです。

⑥水辺で命を守ることに役立つこの救命具のことをなんという?
答え:ライフジャケット

 海や川などの水辺で命を守ることに役立つ救命具を、「ライフジャケット」といいます。
 ライフジャケットには、主に4つの効果があるので、海や川などの水辺で活動する際には、必ず着用するようにしましょう。(B&G財団が普及する固型式・チョッキ式の場合)

(1)浮く
 浮き輪と違い、身体に固定されているため、どのような体勢になっても楽に浮くことができるというメリットがあります。(浮き輪だと海の波や川の流れによって、身体から離れてしまう危険性があります)
(2)あたたかい
身体に密着しているため、防寒にも役立ちます。(長い時間水の中にいると、身体の熱が奪われ、寒く感じるため)
(3)衝撃から身を守る
 厚みがあり、胸やお腹周辺をおおっているため、枝や小さな岩にぶつかった際など、衝撃から身を守ってくれます。
(4)目立つ
 黄色やピンクなど、水の中でも目立つ色を着用することで、遭難した際に、発見しやすくなります。
 また、反射材があれば特に目立ち、ホイッスルが着いているタイプであれば、居場所を知らせることができるという利点もあります。

⑦オリンピックの競技でもあるこのマリンスポーツはなに?
答え:カヌー

 「カヌー」とは、人力によるパドルで漕ぐ小舟のことをいい、カナディアン・カヌー(ブレードが1枚のパドルを使う)とカヤック(ブレードが2枚のパドルを使う)の2種類があります。
 「カヌー」競技は、1936年第11回ベルリン大会から、オリンピックの正式種目となり、2020年に予定されている東京オリンピック・パラリンピックでも、正式種目となっています。
 B&G財団では、カヌーを「水辺の安全教室」において小学校のプールで実施したり、地域のイベントで実施したりしています。
 初心者でも簡単に乗れるようになる、とても楽しいマリンスポーツの一つです。

⑧世界一大きい魚(魚類)の名前はなに?
答え:ジンベエザメ

 「ジンベエザメ」は大きいものは、体長約13メートルになります。
 英語ではWhale Shark(ホエール・シャーク/クジラザメ)と呼ばれ、その雄大な身体や、おとなしい性格から、多くの人に愛され、スキューバダイビングの世界では、「ダイバーの憧れ」とされています。
 ちなみに、同じく海に生息する「シロナガスクジラ」は世界一大きい哺乳類(動物)で、ジンベエザメよりも大きい体長約30メートルです。

⑨人が万が一水に落ちてしまったときの合言葉は?
答え:ういてまて(UITEMATE)

 不意に水に落ちてしまった時には、慌てずに周りの状況を確認し、岸が近くに見えない時や浮くものが手元にない時には、身体の力を抜いて、肺にたくさん息を吸い込んで、バンザイの姿勢で「背浮き」をして助けを待ちましょう。
 衣服を着た状態で水に落ちると、水を含んでとても重くなります。クロールなどで泳ぐと体力を消耗し、長い距離を泳げないことが考えられます。 ですが、動きにくいからといって、衣服を脱いでしまうと、身体から熱が奪われるので、脱がないようにしましょう。運動靴には浮力があり、脚が浮きやすくなるため、脱がない方が良いでしょう。
 ペットボトルやサッカーボール、クーラーボックスやランドセルなど、近くに浮くものがあれば、それを持って、落ち着いて助けを待ちましょう。 実際に、東日本大震災でも、学校の体育館で津波被害にあった小学生が、背浮きで「浮いて待った」ために、命が助かった事例があります。

⑩環境破壊によっておこる、地球の気温が高くなってしまうことをなんという?
答え:地球「おんだんか」現象

 今、地球では、「温暖化現象」が起こっています。
 人口が増え、自動車や工場が増えることで廃棄ガス(温室効果ガス)が増えます。
 熱や二酸化炭素を吸収することで地球温暖化をやわらげる働きをしてくれている海が埋め立てられたり、山や森が切り崩されています。
 そうして、地球の表面温度が上昇しています。
 地球温暖化現象によって、ゲリラ豪雨や干ばつなどの異常気象が増えたり、少しずつ海面の水位が上昇して、将来的には水没してしまう国や地域も出てくると予想されています。
 海水の温度が上がっていることも、海にすむたくさんの魚や動植物に大きな影響を及ぼしています。
 これからも海や山の恵みに感謝しながら、地球の環境を守るためにできることを、一人ひとりが心がけていくことが大切です。

⑪砂浜などの海岸で、沖(砂浜とは逆の方向)に向かってどんどん流されてしまう強く危険な流れをなんという?
答え:りがんりゅう

 海で溺れる人は、このリップカレントで沖に流されて、陸に戻ろうとしているうちに泳ぎつかれてしまうことが多いと言われています。海で泳ぐ時はリップカレントに注意してください。
 もしもリップカレントに流されてしまったら、まずは落ち着いて自分がどのような状況にあるのかを確認。そして、いったん浜と平行(横)に20~30メートル泳いでから陸に向かうことを覚えておくことが大切です。

みんな、青いマスに隠された言葉はもうわかったよね?
海に囲まれた日本は、これまでも海からたくさんの恩恵を受けて発展してきました。
この下敷きクイズをきっかけに、海に関する様々なことに興味を持ち、きれいでゆたかな海を未来に残せるように、海を大切にする心を持ってくれたら嬉しいです。
今年の夏も海に行って、安全に楽しく遊び、たくさんの思い出を作ろう!!
B&G財団(ビーアンドジーザイダン)は、そんなみなさんを応援しています!

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B&G財団 事業部 事業課
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