指導者養成研修 「第4回 センター・インストラクター養成研修」追加研修(オンライン)を実施
オンラインで知識と手法を補完
2020年9月に実施した「第4回センター・インストラクター養成研修」は、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し実施しました。そのため、外部講師を招聘することができず、一部の専門講義が養成期間中には実施できませんでした。
そこで、今後の海洋センターの運営や指導にあたり必要とされる知識やノウハウを補完すべく、オンライン研修を追加で実施。新指導員たちは専門講師による研修を受講し、より専門的な内容を学びました。
専門講師講義
科目 | 講師 | 内容 | |
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リスクマネジメント | 虎ノ門協同法律事務所 大橋 卓生 弁護士 |
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スポーツ事故の法的責任や事故予防を含めたリスクマネジメントの考え方を学ぶ。 |
海レクと安全 | 中央大学 小峯 力 教授 |
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生命を見つめ「救う」から「守る」の安全への向き合い方を学ぶ。 |
ペップトーク | 一般財団法人日本ペップトーク普及協会 代表理事 岩﨑 由純 氏 |
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ポジティブな言葉を使い、信頼関係を築き、人の心を揺さぶるトーク手法を学ぶ。 |
受講した指導員から
- リスク管理において練習中・試合中のことに注意が行きがちであるが、その前段階として、用具の点検や施設設備に不備がないか確かめるなども重要で、また、複数人体制で安全管理をしていくことも必要だと感じた。(リスクマネジメント)
- 足が不自由なライフセイバーがいるという事に驚いた。救う事はできなくても守る事はできるという言葉が印象に残った。(海レクと安全)
- 言葉の持つ力、大切さについてよくわかった。自分がやりたい!という気持ちを持たせることは、事業の参加者増や継続性を持たせることにもつながると思った。(ペップトーク)
などのコメントがありました。受講した指導員たちは、今回得た知識をどのように事業へ反映させるか、その具体的な方法をすでにイメージしているようでした。
実技指導を積み、経験豊かな指導者へ
今回の養成研修では、前述の専門講義以外に新型コロナウイルス感染拡大防止のために、子どもたちを集めることができず、十分な指導実習を行うことができませんでした。
このため、今年のシーズン期間中に「水辺の安全教室」や「リーダー研修」(学科2時間以上、実技12時間以上を履修したボランティア指導員の養成)などを各海洋センターで実施し、センター・インストラクターの認定を受けられるよう、現場での実技指導をはじめとする実践活動を重ねていくことになっています。
今後は海洋性スポーツ・レクリエーションをはじめ、海や川など水辺での自然体験の楽しさや怖さを伝える指導者として活躍していきます。
指導員の活動を紹介します!
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兵庫県 上郡町B&G海洋センター
酒谷 翔希さん第4回 センター・インストラクター養成研修に参加した兵庫県上郡町B&G海洋センターの酒谷翔希さんは、学生ボランティア養成事業やSUP体験会などの指導を行い、研鑽を重ねています。
酒谷さんのコメント
新たに指導員となり、海洋センタープールで子供たちの水泳指導を行っています。
子供たちに泳ぐ楽しさや、学びの大切さを伝えていきたいと思います。
今後、自然体験をはじめ様々な企画立案に挑戦し、自分自身の成長と、施設の利用者数増加を目指して頑張ります。