マンガふるさとの偉人

2024.03.27 UP 天城町だけでなく徳之島の全ての子どもたちに読んでほしい!
偉人マンガ「徳三宝物語」完成式典開催(鹿児島県天城町)

日本財団助成事業

3月12日(火)、2023年度「偉人マンガ」製作自治体の鹿児島県天城町による、偉人マンガ「徳三宝物語」の完成式典が天城町役場で開催された。「徳三宝物語」は、明治から昭和にかけて活躍した鹿児島県天城町出身の柔道家、徳三宝氏の生涯をまとめたマンガだ。

式典には、天城町森田弘光町長、祷 清次郎副町長をはじめB&G財団理事長菅原悟志など関係者30名が出席。また、徳之島の全ての子どもたちに手に取ってほしいという願いから、徳之島町 福宏人教育長、伊仙町 伊田正則教育長も招かれ、同書が贈呈された。

  • 関係者30名が出席して偉人マンガの完成を祝った

    関係者30名が出席して偉人マンガの完成を祝った

  • 森田町長から徳之島町福教育、伊仙町伊田教育長へマンガ本を贈呈

    森田町長から徳之島町福教育、伊仙町伊田教育長へマンガ本を贈呈

天城町森田町長は、「今回、『偉人マンガ』事業に採択され、町内で検討した結果、『姿三四郎』のモデルにもなった『徳三宝』を採用することとした。天城に生まれた偉人であり、偉人と島の素晴らしさを子どもたちにぜひ伝えていきたい。また、天城町の子どもだけでなく、島内の子どもたち全員に、この物語を読む機会を与えたい。そして、日本、そして世界に羽ばたく子どもたちを育成していきたい」と今後の活用についての想いを語った。

  • 挨拶する天城町森田町長

    挨拶する天城町森田町長

  • 「子どもたちが故郷に愛着と誇りを持てるように今後も様々な支援を続けたい」と語るB&G財団理事長菅原

    「子どもたちが故郷に愛着と誇りを持てるように今後も様々な支援を続けたい」と語るB&G財団理事長菅原

また、作画を担当した鹿児島県在住の漫画家ダムダム氏からは「最初に徳三宝の書籍を読ませて頂いたとき、その波乱万丈の人生、生き様に感動し、書くのが楽しみになった。本や動画で柔道の動きや技など、何度も何度も見て、試合の動きや勢いなどが伝わるように努めた。この漫画を読んだ皆様に、少しでも徳三宝、そして、奄美徳之島の魅力を感じて頂けたらと思う」と、制作過程の苦労も含めたメッセージが届けられた。

  • 森田町長から天城町校長会平田会長にマンガ本を贈呈

    森田町長から天城町校長会平田会長にマンガ本を贈呈

  • マンガを手に集合写真

    マンガを手に集合写真

製本された3000冊の偉人マンガは、徳之島内3町の小・中学校、高校に配布され、次年度の学校授業などで活用される予定だ。「徳三宝物語」を通じて、徳之島の子どもたちがふるさとに誇りを持ち、将来を考えるきっかけになることを期待する。

  • 町内に建てられた徳三宝氏の銅像

    町内に建てられた徳三宝氏の銅像

  • 式典で飾られた迫力を感じる写真パネル

    式典で飾られた迫力を感じる写真パネル

教科書では学べない “郷土ゆかりの偉人” に関するマンガを制作し、地元の小中学校等での活用を通じて、ふるさとへの興味関心の向上(郷土教育)、将来の生き方や生活を考えるきっかけ(キャリア教育)につなげることを目的に「偉人マンガの製作と活用事業」を実施。2021年度から2023年度までに全国100自治体で実施している。

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