事業内容を知る B&G東京湾海洋体験アカデミー

2018年度 海洋教育事業 B&G東京湾海洋体験アカデミー2018

全国各地から88名の仲間が集い、かけがえのない夏の思い出と海ヘの理解を深めました


 子供たちの海離れが進み、海への興味・関心が薄れている昨今、多角的な海の「体験」と「学習」を通じて、海への好奇心や探求心を育むことを目的に、『B&G東京湾海洋体験アカデミー2018』を開催しました。

 このアカデミーは、A行程(7月30日~8月2日)、B行程(8月6日~8月9日)の2行程で実施し、全国各地から小・中学生88名が参加。海上保安官体験や深海魚釣り、水中ロボットの作製など、日常では体験しにくい角度から海について学んだほか、マリンスポーツでは海の面白さや自然のすごさなどを肌で感じました。また最終日には、学んだことを振り返る発表会も行いました。

 参加した子供たちは友達との絆を深めながら、自然とのふれあいを堪能した夏休みをそれぞれ持ち帰りました。

  • A行程(横浜泊)

    7月30日(月)~8月2日(木)(3泊4日)
    参加者:45名

  • B行程(千葉・横浜泊)

    8月6日(月)~8月9日(木)(3泊4日)
    参加者:43名

A行程
神秘の海も体験!海への新たな興味がわいた4日間

1日目(7月30日)

海上保安官体験

初日は、横浜市の第三管区海上保安本部にて、海上保安官体験として、特殊救難隊訓練施設の見学や機動防除隊体験(重油除去実験)などを体験しました。

  • 特殊救難隊の訓練も見学させてもらいました。本物の"海猿"に子供たちも興味津々!

  • 制服を着せてもらって、みんなでポーズ!

  • ロープワークも教えてもらいました


2日目(7月31日)

深海魚釣り

釣り船「丸十丸」に乗船し深海魚釣りに出航。海も穏やかで最高のコンディションでした。相模湾に面したここ小網代湾周辺は、潮の流れがよく豊富に魚が獲れます。前日に仕掛けておいた籠を引き上げると、フトツノザメやダイオウグソクムシ、ヌタウナギなどたくさんの深海生物が獲れました。子供たちは、初めて間近に見る魚たちに大興奮。

  • 釣り船2隻に分かれていざ出航

  • これから起こることにワクワク

  • これがフトツノザメ

  • ダイオウグソクムシ取れたよ!

  • ヌタウナギを掴んでいる男の子。手触りは…

  • 獲れた魚を手に、みんなで記念写真


オリジナルストラップ作り

s砂浜で貝殻などを拾い、自分だけのオリジナルストラップを作りました

  • 砂浜で、貝殻やシーグラスなどを拾いました

  • グルーガンを使って、貝同士を接着し、ストラップを作ります

  • 完成したストラップを手に、子供たちも自慢げな表情

3日目(8月1日)

マリンスポーツ

海水浴客で賑わっている葉山町の一色海岸でマリンスポーツを体験しました。班ごとに分かれ、SUP(スタンドアップパドルボード)、シュノーケリング、磯観察、水辺の安全教室を行いました。


三菱みなとみらい技術館見学 / お別れ会(横浜中華街)

深海魚釣りを行った翌日は、海洋資源などまだ多くの可能性を秘めた海洋(海底調査)について学ぶため、有人潜水調査船「しんかい6500」の実物大展示と深海技術館を見学。
また、今日はみんなで食べる最後の夕食。横浜中華街で円卓を囲みながら最後の夜を楽しみました。

4日目(8月2日)

発表会

海水浴客で賑わっている葉山町の一色海岸でマリンスポーツを体験しました。班ごとに分かれ、SUP(スタンドアップパドルボード)、シュノーケリング、磯観察、水辺の安全教室を行いました。

  • 手作りの発表会

  • 海上保安官に教わったロープワークも披露

  • 班のメンバーをしっかりまとめてくれた班長さん

  • 発表会の準備の様子。各班ごとに一生懸命考えました

  • みんなで集合写真。お疲れ様でした!

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B行程
海洋開発の世界にも挑戦!仲間で考え、体験し、創りあげた経験は一生の思い出に

1日目(8月6日)

水中ロボット製作

初日は、千葉県南房総市の大房岬少年自然の家に到着後、早速、水中ロボット製作を行いました。
まだまだ、未知の世界である深海。まずは水中ロボットの役割りなどについて、講師の先生に教わった後、各班ごとに製作を開始。どの角度でアームをつければ、水中でスムーズに動かすことができるかなどを、みんなで考えながら、ロボットを製作していきます。


2日目(8月7日)

マリンスポーツ体験

この日は千葉県鋸南町の鱚ヶ浦海岸で、みんなが楽しみにしていたマリンスポーツ…のはずでしたが、あいにく台風13号の影響をうけ、マリンプログラムを一部変更して実施。
それでも子供たちは元気いっぱい。ライフジャケットを着けて、波に乗っているだけでも、子供たちはおおはしゃぎです。


水中ロボットの実演

昨日作製した水中ロボットを、今日は実際に鋸南町B&G海洋センターのプールで動かしてみます。各班ごとに最終調整を行い、プールに移動。水中にある缶コーヒーをうまくつかむことができたら成功です。

  • 見事成功した班の子どもたち

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海ほたる見学

大房岬少年自然の家の方から、海ほたるの生態などについて学んだ後、実際に見てみました。幻想的です…。

3日目(8月8日)

本来ならば、海上自衛隊横須賀地方隊で海上自衛隊体験を行う予定でしたが、台風13号への備えのため、プログラムを実施することができなくなりました。そのため、予定を変更して、三菱みなとみらい技術館を見学しました。
※自衛隊は台風対策のさなかではありましたが、昼食は自衛隊基地内で、あの有名な「横須賀海軍カレー」を食べました。

自衛隊体験プログラムは実施できませんでしたが、基地内には普段目にすることができない国家機密(?)の船舶も停泊しており、子供たちはその姿を目に焼き付けていました。

三菱みなとみらい技術館見学

海底調査に大きな役割を果たした有人潜水調査船「しんかい6500」の実物大展示がある技術館を見学しました。子供たちは、水中ロボット製作を通じて、海は資源開発など多くの可能性を秘めていること、そのために水中ロボットが活躍するということを事前に学んでいたため、興味深く見学していました。


オリジナルストラップづくり / お別れ会

お別れ会を横浜中華街に移動して行う予定でしたが、こちらも台風の影響で断念。急遽宿泊ホテルで実施。4日間で仲良くなったお友達と最後の夜を過ごしました。

4日目(8月9日)

発表会

最終日には、保護者の方も招き、この体験アカデミーで学んだことの発表会を行いました。台風の影響で、プログラムの変更を余儀なくされたものの、感じたことや学んだことを各班ごとに発表しました。

  • 舞台に立って発表する子供たち

  • 班ごとに試行錯誤しながら水中ロボットを製作したため、班のつながりも強くなりました

  • リーダーから班長さんへプレゼントを渡しました

  • みんなで記念写真。お疲れ様でした!

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フォトアルバムのご案内

こちらでフォトアルバムを公開しております。当日配布したご案内状に記載されているIDとパスワードをご利用ください。


「B&G東京湾海洋体験アカデミー」に関するお問い合わせ

B&G財団 事業部 事業課   TEL:03-6402-5313
住所:東京都港区虎ノ門3-4-10 虎ノ門35森ビル 9F