■ 概要
自由遊びプログラムは楽しく自由な雰囲気の中で、その日のプログラムへの導入を効果的に進めることや、指導者や友達に慣れ、少しずつその関係を深めながら社会性を見につけていくことにねらいをおいています。
また、プールに入る前に、幼児の顔色や表情からその日のコンディションを観察することも必要です。日頃活発な幼児が妙におとなしかったり、元気がない場合は身体の調子を聞いたり、熱を計るなど何らかの処置を行います。
プログラムでは、ビート版やヘルパーなど遊泳用の手具や器具、フープやボールなどの遊具は、手作りおもちゃのように幼児が一諸になって遊べる内容になっています。
「B&Gアクアリズム運動プログラム」
〜自由遊び〜
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プログラム名
「自由遊び」
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- 着替え、トイレが済んだ幼児からシャワーを浴びてプールサイドに移動する。
- 7〜8割の参加者が集まった時点で幼児用プールに移動し、入水し自由に遊ぶ。
- 水慣れ、教室に慣れていない時期はプールサイドでの遊びを行い、雰囲気作りを優先する。
- 撮影をしたセンターでは通年、継続して実施しており、参加幼児が全員水慣れができているので、入水しての自由遊びとしている。
■ 指導ポイント
- 幼児が馴染めるように、楽しい雰囲気を演出する。
- 指導者は言葉がけや豊かな身体表現で幼児に接していく。
例:幼児が好む音楽を流す。
- 音楽を変えて片付けを促す。
■ その他
- 音楽をかけたり遊具を並べておいて、幼児を迎え入れる演出に十分配置する。
- 幼児と一緒になって遊びを楽しむ感覚を大切にする。
- プールサイドは滑りやすいので、急がせて走ることのないようにする。
- 指導者は幼児が遊んでいる様子が見える位置に立ち、安全に注意するとともに、幼児の行動を観察し、その日の調子や発育・発達の状況をできる限り把握する。
- 遊びで使用する用具は、事前に点検して安全を確認する。
- 遊びの内容や幼児の人数に応じたエリアを確保する。