青少年の健全育成に関する事業

小さな苗木で大きな海を!
平成24年度 海を守る植樹教育事業 B&G植樹リーダー研修会 開催
                                   日本財団助成事業  

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宮脇 昭 横浜国立大学名誉教授の講演会には多くの方々が参加されました。

防災に強い「宮脇方式」で海を守る植樹教育事業を全国展開!

 B&G財団では、今年度から「海を守る植樹教育事業」に取り組みはじめました。この事業は、どんぐりから苗を育て植樹する“体験型の環境教育”を通じ、自然の役割を学びや環境保全の意識を高め、自然を守り共に生きていく心を育むことを目的としています。

 平成24年5月17日(木)と18日(金)には、第一回目となる「B&G植樹リーダー研修会」を神奈川県平塚市にある社会福祉法人 進和学園(しんわルネッサンス)で開催しました。研修会には、植樹事業のリーダーをめざす、北海道苫前町から鹿児島県与論町まで22センター・クラブ27人が参加し、その土地本来の植生を生かして防災に強い森作りをめざす、横浜国立大学名誉教授「宮脇方式」と呼ばれる植樹法を学びながら、これから展開されていく植樹事業に向けて、さまざまな情報交換を行いました。

 

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主催者挨拶をする B&G財団 広渡英治 理事長

植樹事業を通じて“海を守り、人の生命を守る”ことを多くの子どもたちに
伝えてください

 主催者挨拶では、B&G財団の広渡理事長から「子どもたちの自然体験・環境教育をさらに普及するため、新たに日本財団助成事業として『海を守る植樹教育事業』をスタートいたしました。地元植生の広葉樹などのドングリを拾い、・蒔き・苗を育て植樹することが、“海を守り、人の生命を守る”ことにつながるということを、この事業を通じて一人でも多くの子どもたちに学んでいただきたいと願っております」とこの事業の意義について説明いたしました。

 

 

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(株)研進 代表取締役 出縄 貴史 様

森づくりは人づくりにつながります

 続いて、会場を提供していただいた(株)研進の代表取締役の出縄 貴史様から「6年前、宮脇先生の教えに沿って本物の森をつくろうと学園内に4900本の苗を植えたところ、見事な森になりました。また、自然の掟に沿った先生の教えは人づくりにつながっています。人間いかに生きるべきか、豊かな人生を送るヒントがたくさんありますから、今日の講義を通じて有益な時間を皆さんと共有したいと思います」とご挨拶をいただきました。

 

 

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横浜国立大学名誉教授で地球環境戦略研究機関国際生態学センター長も務める宮脇 昭 様

基調講演「いのちを育むふるさとの森づくり」
命の森はどんな災害にも耐える防災林です

 当日は、リーダー研修者27人に加え100人を超える一般参加者も来場。宮脇先生が語る「人間の命、自然の命を育む地域の豊かな森づくり」の話に聞き入りました。宮脇先生は、 「森をつくるなら、多様性を持った照葉樹林で覆われた命の森をつくるべき。自然の森のように多様な種類を混ぜ、互いに我慢させ共生させることで豊かな森が育ちます。また、震災のガレキを使った盛り土を活かせば、深く根を張る照葉樹の植林で、どんな災害にも耐える防災林が生まれます」と全国で手がけている命の森づくりについて力強くご説明いただきました。

 

研修会では環境教育に関する講義から、事例発表や実際の植樹実習まで実施

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地球環境戦略研究機関国際生態学センター研究員の林寿則氏による「森の力について」(環境教育)の講義

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NPO法人国際ふるさとの森づくり法人理事長髙野義武氏による実習と講義

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植樹実習の様子

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情報交換会では宮脇先生とかたい握手を交わしました

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各自治体での取り組みについて事例発表

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各地域の植生について林研究員からコメントをいただきました

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真剣に講義を受ける研修生の皆さん

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実際の「いのちの森」も見学しました

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B&G財団吉田常務理事から修了証を授与

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「いのちを育むふるさとの森づくり」に向けて全力で取り組みます!

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