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青年海外協力隊活動レポート in ホンジュラス 〜第8回目(2006.04)〜


ホンジュラスの新学期は2月から

 約3ヶ月もの長いお休みが終わり、2月末から新学期が始まりました。

 簡単にホンジュラスの学期制度を説明すると、2月から12月まで授業があり、その間日本の夏休みのような長期休暇はありません。その分、2ヶ月間の長期休暇が学期末にあります。しかし今回は、去年から今年にかけて大統領選挙の影響で、例年より1ヶ月ほど長い3ヶ月間となりました。

 3ヶ月の休みの後には、(3ヶ月!1年間の授業時間がどれだけ少ないか・・・)一目見て身長がグーンと伸びている子、声変わりしている6年生の男の子などいて、子どもの成長の早さに驚かされます。
   新学期スタートを子どもたちは楽しみにして来ており、私が授業観察に行くと、「見て!このノート。かわいいでしょ!」と授業中にもかかわらず、嬉しそうにわざわざノートを見せてくれました。先生たちも、年度初めが一番やる気にあふれている時期です。
ノートに書き込む子どもたち 子どもたちにとっても3ヶ月ぶりの授業です
使用する教材 学校で使用する教材
 「基礎教育強化モデルプロジェクト」では、今年度からエル・パライソ県全体での普及段階に入りました。年度初めにカウンターパートによる教員への研修を行い、この長期休暇の間に作り上げたマニュアルにそって、活動と教材の説明をしました。そして、教材配布はなぜか隊員がすべて行うことになり、この休暇中はマニュアル作成と教材仕分けのために首都で合宿状態でした。

  そのつらい時期を乗り越え、やっと実際の普及段階に来た!という感じです。

 ようやくすべての教材を配り終わったという状況なので、モニタリングもまだまだですが、すでに1回目の幼稚園の保護者参観も終わり、私の任期もあと9ヶ月あまりとなりました。
 任地グイノペの協力隊も、多いときは10人もいたのに、大半が任期を終え日本に帰国してしまい、今は2人だけです。しかも、もう一人は別のプロジェクトで働いているので、実際は一人で活動しているような状況です。「もう日本に帰りたいな」と思う時もあれば、「まだここの暮らしを続けたい」と思う時もあります。きっと、日本に帰ってから、どれだけこの2年間が貴重な時間だったかが分かるのだと思います。

先生も初めての授業参観

 また、4月20日に、小学校の全県一斉授業参観を行いました。日本とは違い、ほとんどの先生方にとってもこれが初めての授業参観です。

  授業参観に来た保護者の皆さんには、家で見ている子どもたちの様子とは違った一面を見ることができたと好評でした。教員にとっても、保護者が教育に関心を持つきっかけ作りになる機会は今までになく、よい経験だったようです。

 残念なことに、当日は教員ストが行われるというニュースが流れ、参加率に影響が出たり、全く行われない学校もありました。
  しかし、私の任地グイノペでは、国立教育大学の教授と生徒合わせて53人が授業参観に参加し、注目を集めました。未来の先生たちにとって、この経験が将来役立てばとてもうれしいです。

授業参観を受ける子どもたち 授業参観を受ける子どもたち 参加した大学の生徒たち 教育大学の生徒たちも参加
   
 
第7回目
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