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青年海外協力隊活動レポート in ホンジュラス 〜第7回目(2006.01)〜


水上のイグアナ 水上で発見したイグアナ。

任国外旅行

 年が明けてから、任国外旅行に行ってきました!

 「任国外旅行」というのは、任期3ヶ月を過ぎてから行くことのできる、任国以外の国への旅行のことです。

 といっても、世界中のどこにでも行けるわけではなく、派遣されている国の周辺国のみに、20日以内で行くことができます。ちなみに、現在、ホンジュラスから行くことができるのは、メキシコ、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、ドミニカ共和国の6カ国のみです。

 

 今回は、コスタリカ&パナマに2週間の日程で旅行してきました。

 コスタリカは、「中米のスイス」とも呼ばれていて、エコツーリズムが確立されており、世界各国から観光客がイグアナ・ウミガメ・水鳥などの貴重な動植物を見に来ています。観光客に対するサービスも対応も気持ちのよいものでした。

久しぶりの日本食 久しぶりに日本食をいただきました。
パナマ運河を渡る船たち パナマ運河を通る船たち。
ホンジュラスとの違い

 パナマは、パナマ運河を巨大船舶が通過し、人と物の流れが多いので、コスタリカに比べるとはるかに商業化が進んでおり、首都パナマ・シティは高層ビルが立ち並んでいて、東京と大差がないほど。

 今回の旅行で感じたことは、大きく2つ。
(1) 中米の中でもまだまだこれからのホンジュラスの、さらに隊員が入っている任地では唯一携帯電話が通じない地区に住んでいるので、すっかり田舎者になっていて、小さなことでも感動できた。(高層ビルがある、たくさん物がある、など)
(2) 中米と一言で言っても、国によって開発の度合い、マナー、習慣などの違いがあり、「中米」と一くくりにしてはいけない。


 そして、疑問に思ったのが、「どうして同じ中米にあるのに、ホンジュラスはこんなにも違うのか?」ということです。

 山が多く、地理的に物流や開発が難しい、のんびりとした国民性、教育水準、などなど原因はいろいろあると思うのですが、いまだに答えは見つかっていません。ただ、任国以外の国を見ることによって、その地域における任国の位置づけ、他国との違いを知ることができたのは、大きな収穫でした。

  きっとホンジュラスだけに2年間いたのでは、視野が狭くなってしまっていたことでしょう。

 

海の向こうには高層ビルが立ち並ぶ 海の向こうには高層ビルが立ち並ぶ。

海へ沈む夕日 次はどこへ行こうかな?

忙しい日々

 旅行から帰ってきて、任地に帰る暇もなく、昼はJICA事務所で打合せや来年度配布予定の教材の仕分け作業、夜は隊員連絡所の寝苦しい2段ベッドで寝泊りという日々が続き、なかなか帰れない状況です。

 12月からずっとこのような状況が続いていて、任地にもいられず、夜も遅いときは11時過ぎまで仕事という、日本にいるときと同じような働き方をしていて、イメージしていた協力隊とは程遠い生活です。

 仕事で落ち込んだときは、手帳の小さな世界地図を眺めながら、「次はどこに行こうかなー?」と妄想するのが、今、ひそかな楽しみです。

   
 
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