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各種事業/活動記録

青年海外協力隊活動レポート in ホンジュラス 〜第6回目(2005.08〜2005.10)〜


「小学校教育の改善」を目指して

 今回は、活動の進捗状況です。

 今、活動している「基礎教育強化モデルプロジェクト」は、小学校教諭、幼稚園教諭、保健師、村落開発普及員の4つの職種の協力隊員が主に小学校の教育の改善を目指し、それぞれの方向からアプローチしています。

 私の職種は村落開発普及員なので、「保護者の教育への意識向上」を目的に、地域住民を巻き込んで教育への関心を高める活動として、@授業参観、A若者による補習の2つをメインに行っています。
 今年までは第1フェーズでオロポリ・グイノペという2つの市にサイトでそれぞれ隊員が活動していましたが、2006年〜2007年までは第2フェーズでエル・パライソ県全体の行政地区で普及、2008年からは第3フェーズとなり、ホンジュラス国全体への普及を目指します。


若者による、こどもたちとの補習の様子。

補習を手伝ってくれた高校生の皆さん。

高校生ボランティアの活躍

 先日行われた会議で、汎用性と効果の点から検討し、第2フェーズへ残す活動を絞り込み、絵本、朝自習、学級経営マニュアル、教材支援(幼稚園)、保護者参観の5つが県レベルでの普及段階のためのマニュアルに掲載される決定しました。

 私が取り組んでいた「若者による補習」は、汎用性が低いとの観点から残念ながらモデル化されませんでしたが、来年度も継続する予定です。来年に向け、すでに高校生ボランティアの募集をかけ、今年度のリーダーによる研修も行い、彼らによる補習も既に始まりました!私が約1年後に日本に帰国してしまっても、このシステムは問題なく残ると思います。


 
ラジオ放送の必要性

 授業参観については、8月に複数の行政地区で一斉授業参観を行い、その広報のためにラジオ放送に生出演を2回もしてしまいました。電気がない地区でもラジオはよく聴かれていること、そして文字が読めない保護者への連絡方法としてもラジオは効果的だという点において、今後も授業参観前にはラジオ広告を展開していく予定です。

 

 


みんなお揃いのユニフォームを着ています!

グイノペ市のメインストリートを歩いている牛。

選挙の影響

 11月初旬には、4年に一度の大統領選挙の影響で学校が終わってしまいます。そして新学期は2月末か3月に始まります。つまり、約4ヶ月休みになってしまうのです。ただでさえ、教員の給料の受け取りやストライキ、会議、研修などでかなりの日数が休校になっているのに、これでは1年間の履修内容が終わるはずがありませんよね。「これ以上授業をつぶさないで!」と叫びたい気分です。 

 すでに、選挙運動が激しくなってきており、テレビ・ラジオでも政党の広告ばかりです。ホンジュラスは2大政党制ですが、政権が交代することにより、公務員はほぼ総入れ替えになるので、みんな本気です。選挙権のない子どもも、テレビ・ラジオなどのマスコミと親の影響により、かなり関心を持っています。個人的には、早く選挙が終わって静かに暮らしたいなーと思って過ごしています。

   
 
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