B&G海外体験クルーズ


奈良県出身の福谷尭子さん(2組)は、昨年8月に行われた沖縄での体験セミナーに参加しましたが、途中で体調が悪くなり、ほとんどの活動に参加できず残念な思いをしました。今回はその時の悔しい思いから小笠原クルーズに参加したそうです。
尭子さんは現在小学校5年生で、クラスメートは10人、全校生徒が40人の小さな学校に通っています。
小笠原クルーズでは、学校の10倍以上の仲間と出会い、ひとりひとりの責任がとても大きく感じました。そのため、はじめはとても緊張していたそうですが、次第に新しい友達ができたことで自信が沸いてきました。
クルーズも残りわずかになりましたが、より多くの仲間との交流を深めて、さらに自信をつけて下さい。「がんばれ尭子さん!」
今日のスケジュール
時間 研修内容 場所
 6:00 起床・朝のつどい スポーツデッキ
 6:30 朝食 ダイニングルーム
 7:30 下船 父島・青灯台
ホエールウォッチング 父島沖
大神山トレッキング 大神山
トレッキング 砂浜
海ガメ学習 砂浜
植物観察 大神山公園
小笠原の自然と歴史 小笠原ビジターセンター
17:00 父島出港 二見港
20:00 ダンスパーティー ラウンジ
21:00 夕べのつどい パシフィックホール
ふじまる現在地

クリックすると現在地が拡大表示されます。
今日の様子
ホエールウォッチング
 メンバ-が小笠原で一番楽しみにしていのは、ホエールウォッチングです。両日とも風が強く、小さな船は波を被ったり、大きく揺れたりする悪コンデション。しかし、誰もがカメラを握り締め、ら懸命にクジラの姿をさがします。「写真なんて撮っている暇なんてない。はっきり自分の目で見ておきたい!」とファインダーから目を外す子やあたりをキョロキョロ見渡す子など十人十色。幸運にもクジラを見れたグループは大きな歓声に包まれていました。一方、残念ながら、クジラが姿を見せなかったり、風が強くて船が出せなかったりしたグループもありましたが、「これは自然の贈り物だから仕方がないよ」などと言いながら、誰もがすぐに元気を取り戻していました。
大神山トレッキング

 港の目の前にある大神山展望台まで、約150段の階段を20分ほどかけて階段を上ります。展望台では、二見港が一望でき、湾内に停泊している「ふじ丸」の真っ白い船体が、小笠原のマリンブルーの海に映える素晴らしい景色にみんな感激。帰りは、細い山道の階段を下りながら、途中、第2次世界大戦の防空壕を見学したり、南国ならではの"ガジュマル"を観察しながら、約1時間のトレッキングを楽しみました。
小笠原群島に自生している植物は約300種類といわれ、そして、その50%が小笠原でしか見られない固有種です。最初は何もなかった島にどうして植物が生えてきたのでしょうか?植物観察では、ガイドさんからの様々な質問をメンバーに問いかけながら、植物についての説明をしてくれました。みんなガイドさんの名解説ぶりに引き込まれていったようです。

カヤック
 透き通るような父島の海で、カヤックも体験しました。
リーダーから、パドリングなどを教わった後、いざ海へ、不慣れと風の影響で右へ左へ悪戦苦闘するメンバー達。しかし自由自在とは言わないまでも、最後のほうはかなり上達したようで、海中に何か生き物はいないか探すほどの余裕を見せていました。
 
 
 
小笠原の自然と歴史
小笠原は成立しててから、一度も陸続きになったことがない『海洋島』です。海洋島は、固有種の割合が高いことが特徴です。その小笠原の自然(動植物)や歴史を、いろいろな展示物を見ながら説明を受けました。『歴史』の授業でおなじみのペリーと小笠原の関係についての説明には、参加者から『へぇ〜』の声があがり、新たな発見がたくさんあった見学となりました。
父島出港

 2日間、さまざまな体験と想い出を作っただ父島ともお別れです。出航時間が迫り、メンバーがデッキに出ると突然の大歓声が沸き起こりました。

 ふじ丸の周りには渡船やホエールウォッチングでお世話になった船が、ふじ丸に並走して走っています。なんと船上には先ほどまで一緒に活動していた小笠原のメンバーが乗っていました。一足先に下船した友達に、 メンバー達はみなデッキに出て名残惜しそうに手を振り別れを惜しんでいました。

ダンスパーティー
 「洋上星空観察会」が、曇り空のため中止となったため、自由参加の「ダンスパーティー」が開催されました。
予想以上に参加者が多く、会場となった"ラウンジ"はメンバーでいっぱいになりました。
 曲にあわせ、みんな汗だくになりながら、自分なりの振り付けで踊りまくっていました。最初は恥ずかしがり見学していたメンバーも、友達やリーダーから誘われ、踊りの輪の中に加わっていきました。
今日一日は、父島での体験活動に加え、ダンスパーティーと、さぞ疲れたことと思われ、ぐっすりと眠れることでしょう。
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