B&G体験クルーズ


 
今回の小笠原クルーズには双子のメンバーが参加しています。滋賀県から来た16組の川瀬海(かい)さんと3組の川瀬陸(りく)さんです。
陸さんは今日スノーケリングを体験しました。サンゴやくらげに加え、うにも見ることが出来嬉しかったそうです。一方、海さんはカヤックに挑戦しました。二人乗りのカヤックには初めて乗ったので大変面白かったと教えてくれました。
海さんと陸さんはクルーズ中には殆ど顔を合わせることはなく、それぞれの組で新しい友達をたくさん作っているそうです。二人の性格はあまり似ていないと海さんは言っていましたが、誰とでもすぐに仲良くなれる明るい性格は、二人に共通しているようです。
今日のスケジュール
時間 研修内容 場所
 5:30  小笠原到着 スポーツデッキ
 6:30 朝食 ダイニングルーム
 7:30 寄港地活動 父島・青灯台
海のレスキュー 父島・宮の浜
スノーケリング 父島・宮の浜
ホエールウォッチング 父島沖
大神山トレッキング 大神山
海ガメ学習 砂浜
植物観察 大神山公園
18:30 デッキディナー スポーツデッキ
20:00 小笠原のクジラやイルカと自然 パシフィックフォール
21:00 夕べのつどい パシフィックホール
21:30 消灯  
ふじまる現在地

クリックすると現在地が拡大表示されます。
今日の様子
小笠原到

 AM5:30、待ちに待った小笠原・父島の二見港へ到着です。しかし、大きなふじ丸は岸壁に着岸できません。湾内に停泊して父島へは別の小さな舟に乗り換えて上陸します。
天候はあいにくの小雨模様、朝のつどいもホールで行いました。天気になってください、メンバー全員の願いです。

寄港地活動(本日と明日に分けてご紹介します)

 父島に上陸したメンバーは早速、4つのグループに分かれ活動開始です。

 活動は大神山トレッキング&植物観察、歴史自然学習、海亀の放流、ホエールウオッチング、カヌー、シュノーケリング、ビーチコーミング、海でのレスキュー、ショッピングと豊富なメニュー。

 父島滞在の2日間、メンバー達は"海と山の自然体験"を満喫します。

 活動が始まる頃には、メンバーの祈りが通じ、青空が広がりはじめました。

海のレスキュー

万が一友達が溺れてしまったら? いざという時のレスキュー方法を実体験しました。

 始めに「ライフセーバー」である松本講師がレスキューボードを使った救助法を披露。デモンストレーションにも係わらず、実践さながらの迫力にメンバーも話しもせず、熱心に見つめていました。

 次はメンバー達の番。レスキューボードとレスキューチューブを渡され気分は「ライフセーバー」、溺れ役と救助者に分かれ実技開始。

 簡単そうに見えたレスキューボードではうまく進まず救助者が救助される一幕も。

 
 
スノーケリング

 
 透き通るような父島の海で、スノーケリングに挑戦です。ウエットスーツに手袋、マスクにスノーケル、ライフジャケットを着けて準備完了。現地のインストラクターに付き添われゆっくりと海へ入るメンバー達、浅瀬でのウオーミングアップを終え、サンゴ礁や熱帯魚の住む世界をのぞきに出発です。

 はじめは恐々でいつも海面から顔を上げていたメンバーも、慣れてくると海底をくいいるように覗き込んでおりました。海から出てマスクをはずしたメンバーは口々に「きれい〜」「おもしろい」などと、小笠原の海を満喫した様子でした。

海ガメ学習
 
 父島には、毎年、"アオウミガメ"が産卵にやってきます。このアオウミガメの保護・研究をしている「小笠原海洋センター」では、毎年、約1万頭の"アオウミガメ"を放流しています。
 はじめに、飼育係りの皆さんが紙芝居を用いて、海亀の生態についての説明をしてもらいました。説明が終わり「亀は何百歳までいきるのですか?」のメンバーの質問に、飼育係の方は、「はっきりとした生態は確認されていないが、水族館などの亀はだいたい人と同じくらいです」との回答、メンバーはもっと長生きすると思っていたよで、少し驚いた様子でした。

 その後、各組のメンバーが見守る中、1年かけて約25センチほどに成長した"アオウミガメ"を各組の代表者が1頭ずつそおっと波打ち際に放流。大きくなって、またこの海岸に戻ってくることを祈りながら、海に向かって元気に泳いでいく姿を見送りました

デッキディナー
  今日の夕食はデッキでの立食形式、昼間のデッキランチとは一味違う雰囲気です。

 食事の前に、3日間一緒に生活した小笠原から参加のメンバー11人が明日で下船するため、みんなにお別れの言葉が贈られました。

 食事が始ると、初日の静けさはなんだったんだろう?と言いたいほど、食べる食べる、話す話す、のメンバー達、楽しそうな話し声は食事がおわっても船内に木霊していました。

クジラやいるかの生態と自然
 全長が15mにもなるザトウクジラがいることは、大勢の子が知っていましたが、森講師から、「だいたい、このホールぐらいあるんだよ」と実際に例をあげて説明されると、「うわー、すごくでかい!」という声が、あちらこちらから聞こえました。
 森講師は、小笠原で10年もクジラの研究をしていますが、調査のデータは漁師さんやダイバーなど実にさまざまな人たちから提供されていて、最近になってようやく実態がつかめてきたとのこと。冬場、子育てのために小笠原に来るクジラたちは、カムチャッカ半島やアリューシャン列島まで移動して夏を過ごすそうです。録音されたクジラたちの声も聞かせてもらいましたが、なにやら会話をしているように聞こえました。 


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