「2010 B&G広報大賞」 審査委員の方々から総評をいただきました!
平成23年3月3日(木)に「2010 B&G広報大賞」審査委員会が開催され、9名の審査委員の方々から総評をいただきましたので、ご紹介させていただきます。


審査委員長
女優・B&G財団理事 岸 ユキさん
テレビや新聞においては地元のマスメディアとのコミュニケーションが大切であろう。一方的ではなく常に会話を持ち理解を深める。HPなどの自分たちで発信する部においてはまず自分たちがすべてを理解していなければならない。今年の大賞はまさにB&Gのこと、さらには自分たちの町のことも含め解りやすく楽しく伝えていたと思う。回を重ねるごとに広報の基本をよく理解し育てていることを嬉しく思う。


作家・B&G財団理事
神津 カンナさん
東日本大震災においては海の脅威というものも私たちは身に沁みて実感しました。だからこそ、海を正しく知ること、水を正しく知ることが、いまこそ重要だと感じます。各地の海洋センター・海洋クラブの皆さまが、また新しい視点を見つけて、地に足のついた広報をしてくださいますよう祈っています。


株式会社舵社 常務取締役編集局長・B&G財団評議員
田久保 雅己さん
この賞が開設されて以来、毎回、大賞はテレビ部門から選ばれてきました。ところが今年はついにというか当然の成り行きというか、大賞はウエブ部門から選ばれました。わが国全体の広告料金の売り上げ金額を部門別に見ても、数年前にウエブ媒体がテレビ媒体の売上げを上回りました。それだけウエブは人々の日常に根を降ろし、影響力のある媒体に成長したという証左なのでしょう。しかも、今回大賞を獲得した与論島B&G海洋センター様は、昨年の12月にホームページを立ち上げたばかりとのことです。いままでセレクションにも残らなかった
ところでも、努力とセンスによっては一気に大賞を獲得できるチャンスがあることも証明しました。さて、来年の大賞はどんな結果になるか、いまから楽しみです。


読売新聞東京本社 労務担当執行役員
中井 一平さん
「彗星のようなデビュー」の慣用句を久しぶりに思い出した。大賞に輝いた与論島のウェブサイトは去年12月に開設されたばかりだという。審査の対象期間は1〜12月だから、最後の最後に登場して並み居る常連、幾多の秀作を席巻したことになる。海で遊ぶ子どもを配したヘッダーの色鮮やかなイラストで目を引き、ブログやツイッターで臨場感を高める。QA方式の利用ガイドも適切に配置し、ページビューも抜群に多いとなれば、IT全盛の時勢を借りなくとも、当然のベストワンと言えるだろう。個人的には町の広報誌に毎月のコラムを確保するなど、堅実な歩みがしぶい蔵王町の腰の据わったたたずまいにもひかれたが、彗星の華やぎには、やはり及ばなかった。


社団法人日本写真家協会 会員・B&G財団フォトアドバイザー
山下 勲さん
リストアップされた各部門の広報活動を見ると、B&Gプラン推進の為、全国で展 開されているイベントの数に改めて驚かされる。水の事故ゼロ運動の記事が散見できるのも新たな動きである。知ってる、やってるという告知の徹底から角度を 変えて、知らされる側とのリンクの重要性が伝わってきたのがホームページの部である。相方向性の持つ共感、信頼感が水の事故ゼロへの道につながって行くと 確信する。


株式会社ロボット 執行役員 ウェブ・コミュニケーション部 部長
加藤 雅章さん
主要都市との格差に負けず地域の特性を活かした広報活動をウエブサイトやソーシャルツールを活用し実施しされた点が最大の評価ポイントだと思います。
今回、与論町B&G海洋センターが広報大賞を受賞されたことにより、広報活動の新しい取り組み方が提案されたと思います。これから益々スピーディな情報更新と双方向性が実現出る環境下で、全国の方々が新しい地域広報の形が構築されていくと思います。オリジナリティあふれる活動を期待しています。


株式会社日本レジャーチャンネル
代表取締役社長
藤川 務さん
ネット部門が初の大賞に選ばれた。ホームページからブログ、ツイッターと多様化、さらにモバイル、スマートフォンまで充実し、個人や企業が情報発信から伝達まで容易にできる時代になった。増々の活用と最も大切なのは情報を正確に伝える事。誇大表現や事実と異なる内容を載せないよう自己チェックの視点が重要。サイト運営者には「実際にあるもの」をより魅力的にわかり易く伝える心がけが求められる。従来の広報活動と併せて、一層の充実を図られるよう期待します。


株式会社TBSテレビ
編成制作本部制作局バラエティ制作センター担当部長
チーフプロデューサー 小谷 和彦さん
大賞を受賞された与論町B&G海洋センターを始め、各部門の優秀賞に輝いた皆さん、そして惜しくも賞からは漏れたものの、さぞかしご苦労があったであろう皆さんの「1年分の熱い気持ち」に興奮しながら、今年も楽しく審査を終えました。地域のシンボルとして、また、青少年の心の幹として存在する皆様の活動に深く敬意を表すると共に、生命発祥の源である水辺から、成長過程の若者たちに、これからも素晴らしい心を届け続けていただきたいと思います。


B&G財団専務理事
広渡 英治
「2010B&G広報大賞」審査委員会を、各分野でご活躍されている専門家の皆さまを審査委員にお迎えして開催できましたことに感謝申し上げます。全国の海洋センター・海洋クラブの広報活動を活性化することを目的に実施してきた広報大賞も今年で8回目を迎え、今回は2,340件のご応募をいただきました。回を増すごとに広報の重要性もより一層浸透し、内容が充実した数々の応募作品からは、あらゆる媒体を使って工夫を凝らした広報活動が各地で展開されている様子が窺えます。 今回の審査委員会でははじめて、ホームページの部から大賞を選出いたしました。今後もそれぞれの媒体の特徴を生かした、積極的な広報活動が全国で展開されていくことを期待しています。

審査会の様子

集計結果を元に審議中

新聞の部

ホームページの部
