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各種事業/活動記録

「B&Gレベルアップ研修会(八景島マリーナ)」参加者の感想編

地域で熱心に活躍する3人の参加者を紹介&感想を伺いました!

 平成22年12月3日(金)、4日(土)の2日間、神奈川県横浜市の八景島マリーナで開催した「B&Gレベルアップ研修会(ヨット編)」。全国から、地域の海洋センター・海洋クラブで指導に携わる18人の方に参加いただきました。その中の3人に、普段の活動の様子と今回の研修会の感想を伺いましたのでご紹介します!

ヨット操作中の田原さん

研修中の様子。スキッパーを務めているのが田原さん。

田原さん

普段、B&G福岡ジュニアヨット海洋クラブで指導をしている、田原 寿一さん

毎週末、東京〜福岡を往復してクラブを指導する

B&G福岡ジュニアヨット海洋クラブ
田原 寿一 さん

 3年前にお子さんがクラブに入部したことがきっかけで、保護者として指導に携わることに。お子さんが中学校1年生になった現在、ご自身が単身赴任で東京にいるため、何と、毎週末ごとに福岡に帰り土日のクラブ指導に参加して東京に戻る、といったハードな生活を続けているそうです。

 今回の研修にはクラブ指導の際に生かせる内容を期待して参加されたそうで、「ヨットに乗ることも楽しみにしていたので初日の強風は残念でしたが、小松先生のお話はとても勉強になり、良い研修をすることができました。子どもたちには積極的に挑戦していくことの大切さを今後も伝えていきたい。」と話してくださいました。

渡辺さん親子

渡辺日出子さん(左)と渡辺由望さん(右)。久喜市栗橋B&G海洋センターから親子で参加くださいました。

ボランティア指導員として地域海洋センター事業をサポートする親子

埼玉県久喜市栗橋B&G海洋センター 渡辺 日出子 さん
埼玉県久喜市栗橋B&G海洋センター 渡辺 由望 さん

 親子で参加し、元気いっぱいに研修を盛り上げてくれたお二人。久喜市栗橋B&G海洋センターからは、お二人を含めて4人もの方が参加くださいました。

 お母さんの日出子さんは、久喜市の体育指導員としてご活躍され、海洋クラブの指導のためリーダー資格も取得。看護師というご職業を生かして、久喜市の「高齢者転倒寝たきり予防プログラム」の運営にもご協力されていて、海洋センター事業を多方面から支えてくださっています。
 今回の研修については、「あらためてヨットの魅力を発見したいと思い参加しました。小松先生の熱心なご指導に心を打たれ、ヨットに乗れたときの気持ち良さに感動!ぜひまたチャレンジしたいです。」と話してくださいました。

 同じくリーダー資格を取得している由望さんは、実は国体にも出場経験があるフラットウォーターレーシングカヌーのトップ選手!小学生のときに地元の栗橋B&G海洋センターで開催されていた「カヌー教室」に参加したのがカヌーとの出会い。ソフトボールやテコンドーでも活躍していた由望さんは、その後、中学生のときに国体の地元開催に向けたカヌー競技の強化選手に選ばれたことがきっかけで、本格的に選手としての道を歩みはじめます。
 その国体での成績も良く、結果が残せたことでカヌーがより楽しくなったという由望さんは、K1(カヤック1人乗り)の選手としてその後も活躍。当時は地元に指導者も少なく、自分で練習法やトレーニングを勉強しメニューを組み立てるなど、苦労もされたそうです。そうした努力の積み重ねが実り、高校3年生のときには国体、インターハイでともに3位に入賞し、海外派遣選手を選抜する大会でも決勝レースに残るなど、輝かしい結果を残しています。

 このような選手としての経験から、将来は「子どもたちにカヌーの魅力を伝えて笑顔になってもらえる」ような指導者になることを目指した由望さんは、現在、体育系の大学に通い、運動に関する様々なことを学んでいます。海洋クラブでボランティア指導をする機会もあることから、B&Gの事業にも大変興味を持っていて、「経験が少ないヨットについても詳しく学びたいと思い参加しました。不安もありましたが、講義で丁寧に指導いただき、無事に海に出ることができました。(指導者を目指しているので)今後は、多くの子どもたちが集まるB&Gの事業のなかで、カヌーなどを教えることが出来たらとても嬉しい。(来年3月に予定されている)B&G体験クルーズのボランティアリーダーにも、ぜひ応募したいと考えています!」と話してくれました。

小松講師から指導を受ける渡辺由望さん

小松講師から直接アドバイスを受ける由望さん。何事にも熱心に取り組む様子からは、指導者を目指す真摯さが伝わります。

トラビーズをする渡辺日出子さん

「ヨットの経験はOPだけ」と話しながらも、果敢にトラビーズに挑戦する日出子さん。