Ｂ＆Ｇ特派員便り：「中村真衣さんの水泳教室」を開催
〜 文科省・日本体育協会「子どもの体力向上キャンペーン」トップアスリート派遣指導事業 〜
■ 憧れの中村真衣さんの水泳教室
平成２０年８月１０日（日）、雲南市加茂Ｂ＆Ｇ海洋センター（島根県）で、『シドニーオリンピック銀メダリスト 中村 真衣さん水泳教室』が開催されました。当日は、雲南市内の小学校から３５名の参加がありました。
会場に一番乗りした本田 五月ちゃん（小２）は「今日は泳ぐのがすっごく楽しみ！」と期待に胸を膨らませていました。
『シドニーオリンピック銀メダリスト 中村 真衣さん水泳教室』
大型ビート板を使ったバタ足リレー
会場の雲南市加茂海洋センター
自作のポスター。ただいま開催中！！
会場1番乗りの本田 五月ちゃん
■ 中村真衣さんのようなオリンピック選手に
午前９時から開会式が行われ、主催者のYu-Gaku加茂スポーツクラブの深田 徳夫 理事長から「スポーツはやはり基礎が大事。今日は中村 真衣さんから水泳の基礎・基本をしっかり習って、将来、中村 真衣さんのようなオリンピック選手をめざしてほしい」と挨拶がありました。
続いて、中村 真衣さんから「選手の頃は、地域の人とふれあう機会がほとんどありませんでしたので、こうして全国の様々な地域で指導する機会が持てることは、私にとって非常に楽しみでもあり、たいへん勉強になっています」と挨拶されました。
挨拶をするYu-Gaku加茂スポーツクラブの深田 徳夫 理事長
■ 特別講話「夢があるから頑張れる」 〜栄光・挫折そして復活〜
開会式終了後、中村 真衣さんの講演が行われ、子どもたちの他、保護者や県教育委員会の関係者なども出席しました。水泳をはじめた４歳から競技を引退する２７歳までのスイミングヒストリーを写真や映像を交えてお話しいただき、参加者はみな熱心に耳を傾けていました。詳細はこちらをご覧ください。
中村 真衣さんの小学６年生（当時）のレースの映像を見て、子どもたちからは、“はやーい！”“すっごーい！”“かっこいいー！”と感嘆の声が上がっていました。
講話終了後、子どもたちから「何時間泳いでいられるの？」「オリンピックのプールの深さは？」「今までに世界何カ国行ったの？」など、無邪気で忌憚のない質問が次々と寄せられ、中村 真衣さんは１つ１つ笑顔で答えてくれました。
中村 真衣さんの特別講話
中村さんの話に聞き入る子どもたち
オリンピックグッズが貰えるクイズもありました♪
■ 一番大切なストリームライン
いよいよプールでの実技指導。子どもたちは、準備体操の後、早速プールに入り、歩く・走るなどの水なれを行いました。次に一番大切な基本姿勢（ストリームライン）の説明を受け、ストリームラインを意識しての“けのび”、キックの練習、各泳法についての基礎技術やフォームチェックなどを習いました。子どもたちは終始、中村 真衣さんの説明を真剣に聞いていました。教室の途中で行われた“大型ビート板を使ったバタ足リレー”の時は、子どもたちは本当に楽しそうでした。最後に中村 真衣さんの模範泳法を披露していただき、教室は終了しました。
基本のストリームラインの指導風景
いよいよ実技指導の始まりです
熱のこもった指導もしてくれました
実技指導のお手伝いをする雲南市体育指導委員協議会の加藤会長
ストリームラインできるようになったかな
子どもたちが楽しそうに泳ぐ姿を見て
微笑む中村さん
■ 中村 真衣さんから一人ひとりに修了書
修了式では、中村 真衣さんから一人ひとりに修了書が手渡され、子どもたちを代表して、加茂スポーツクラブの高根 晴くん（小５）から「僕たちは、明日からまたプールに通い、中村 真衣さんのような選手を目指して頑張ります。ここにいるみんなが、もしオリンピックに出たら応援してください」とお礼の言葉がありました。中村 真衣さんからは「夢や目標を持って頑張ることが大切。うまくできない人も一生懸命チャレンジすることが大切。私も今日の出会いを大切にしたいと思います」と励ましの言葉をいただきました。
中村さんから一人ひとりに修了書が手渡されました
加茂スポーツクラブから中村さんに感謝状贈呈
代表でお礼の挨拶をした高根 晴君
行列を作って中村さんにサインをもらう子どもたち
■ 担当者の感想
原 恵介さん／雲南市加茂海洋センター
「世界の一流選手の資質と努力の違いを、講話と実技指導を通じて痛感しました。中村さんの“夢や目標を持って頑張ることが大切。一生懸命チャレンジすることも大切”という言葉は、子どもたちにとって、とても励みになったと思います」と話してくれました。
実技指導のお手伝いをする
雲南市加茂海洋センターの原 恵介さん
中村 真衣さんと記念撮影
取材：中国ブロックＢ＆Ｇ特派員 山口県周防大島町Ｂ＆Ｇ海洋センター：古崎 敏雄
