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子どもたちの健やかな成長を願って!!
「フロアリズム運動プログラム 指導者実践セミナー」の開催

 
  1月31日(水)〜2月2日(金)の3日間、千葉県いすみ市岬B&G海洋センターで「フロアリズム運動プログラム 指導者実践セミナー」を開催しました。

 このセミナーは、幼児対象の「フロアリズム運動プログラム」の普及・展開を目指し、同プログラムの導入を検討している海洋センターの指導者らを対象に、プログラム理論や実技指導について講習を行い、実践的に活躍できる指導者を養成することを目的として開催しました。
 
鉄棒の補助

参加者同士で鉄棒の補助の方法を確認します

幼児期に正しい運動習慣を身に付けよう!!

 B&G財団の「フロアリズム・アクアリズム運動プログラム」とは・・・・
 
  平成8年に、B&G財団と慶応大学医学部が協働で開発した、幼児を対象とした運動プログラムです。
  「幼児期からのこころとからだの健康づくり」を目的とし、幼児期に著しく発達する神経系統の発達を促し、基礎的な運動能力を高めながら、集中力や自立心、社会性も養うプログラム構成であり、医科学的にもその効果が認められています。 

キーワードは、“リズミカル” “楽しい” “効果的” “こころの健康 「社会性」を養う” “発達段階に応じたプログラム”

♪フロアリズム運動プログラム・・“体育館”で行うリズミカルで楽しい遊びの要素を取り入れた運動プログラム。幼児の発達に応じ、神経系統の発達を促すとともに、社会性を育むプログラム内容です。

♪アクアリズム運動プログラム・・“プール”で行う水中での遊びを取り入れたリズミカルな運動プログラム。全ての身体機能の向上と、楽しみながら自然に泳げるようになることを目標としています。




「フロアリズム」の教室の様子

運動は全て「リズム」であるという観点から音楽を活用するのもこのプログラムの特徴です

地域の子どもは自分たちの手で育てよう!!

 今回の「指導者実践セミナー」には、北海道から佐賀県までの7都道府県から海洋センターの指導員や保育士など11名が参加し、3日間にわたり、講義や実技を財団職員の指導のもと学びました。
  また、「指導実習」として、実際にいすみ市岬海洋センターで開催している「フロアリズム運動プログラム」の教室にも参加しました。


 参加者たちは、初めに会議室で、この「運動プログラム」の理論等を確認した後、各項目ごとに詳細を学んでいきました。
  写真を見ながら「こんな風に脚をだしてしまう子どもが多いので注意してください」などの指導ポイントを、熱心にメモをとっていました。

 「実技」では参加者が子ども役となり、「リズム」や「柔軟」、「手具・器具(ボール・鉄棒など)」などを項目別に体験。幼児の年齢に合わせた指導法や注意点、そして展開方法などを実際に経験しながら学んでいきました。
  このプログラムの特徴でもある「リズム」は、参加者たちも少し戸惑い気味でしたが、懐かしい大縄とびやマット運動などは童心に返って楽しんでいました。

 そして、いよいよ「指導実習」です。セミナー会場のいすみ市岬海洋センターはこのプログラムを既に導入しており、毎週教室を開催しています。今回は、「年長」と「小学校1年生」の教室にセミナー参加者も加わり、子どもたちと一緒に踊ったり、走ったり、また跳び箱では補助についたりなど教室を楽しんでいました。


跳び箱の補助の様子

「指導実習」として、実際に跳び箱の補助につきました

自分がやらねば

 兵庫県香美町香住海洋センターから参加した木原さんは、昨年11月に「海洋センター・海洋クラブ責任者会議」でこの「指導者実践セミナー」が開催されることを知ると、「自分が(地元でフロアリズム教室を)やらねば」と思ったそうです。そして、たまたま1月に近県の鳥取県で開催したこのプログラムの「体験会」にも足を運び、実際に子どもたちの楽しそうな様子を見て、この「セミナー」に参加することを決めたそうです。

 木原さんは「今年度は、今回のセミナーで習ってきたことをもとに、海洋センターで教室を開催し、来年度からは本格的にプログラムを導入していきたい」と話していました。

 
集合写真

参加者全員での集合写真(前列一番右が木原さん)
フロアリズム運動教室の様子(輪っか取り)

「循環系運動」 輪っか取り
有酸素運動により心拍数を上げます
       
フロアリズム運動教室の様子(跳び箱)

「神経系運動」 跳び箱 
器具・手具を使うことにより調整力を養います
       
プログラム構成を練っていきます

幼児の年齢に応じたプログラム構成を練っていきます