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各種事業/活動記録

青年海外協力隊活動レポート in ホンジュラス 〜第10回目(2006.12)


 

帰国しました!

 2年間の活動を終え、12月に日本に帰国しました!

 日本に帰ってきて、まず初めに感じたことは、「みんな目が細い」、「歩くのが早い」、「寒い」、「お札が新札みたいにきれい」、「店員さんの対応が丁寧すぎて気持ち悪い」、「みんな同じ顔・髪型に見える」、「服装が黒・グレー・茶色など暗い色ばかり」、「夜なのに街灯とネオンで相当明るい」、「トイレットペーパーを流せる(ホンジュラスでは流せませんでした。。。)」、「目を合わせない」、などです。
  見かけは日本人のままですが、中身はラテンになってしまっているようです。
 それから、買い物に行くと何でもある!100円ショップに行ってみましたが、携帯ストラップからお茶碗まで、何でもある。しかも、質がいい!食事をするにも、和食・洋食・イタリアン・フレンチ・お好み焼き・寿司・焼肉・各国料理など選びたい放題!先進国って選択の幅が広いだなー、途上国って物が少ないんだなーと、改めて実感しました。


ホンジュラスの国鳥 コンゴウインコ
子どもたち近所の子どもたち 2年間をふり返って

   この2年間で行った隊員活動は、現地の人にとってはきっかけにすぎない思います。一人のボランティアができることは、とても小さいですが、日本とホンジュラスの交流に、ほんの少しだけ貢献できたのかなと思っています。発展のペースも生活のペースもゆっくりとしているので、成果が出るのには時間がかかります。人が育つのにも時間がかかります。ホンジュラスの国がどのように発展していくのか、長い目で見守っていくつもりです。
   「日本は中国と同じ国なの?」と聞いてくる人もたくさんいたので、TOYOTA, NISSAN, MITSUBISHIなどの車の名前でしか知らなかった地球の裏側の遠い国にも興味を持ってほしいと思い、機会がある毎に日本文化の紹介も行ってきました。
 また、参加前はボランティアについて、「人のために役に立ちたい」というおこがましい気持ちでいました。けれども、体調を崩し、ボランティアは自分に余裕がないとできないものだと感じ、この時、「ボランティアは自分のため」と言われているのは一理あると思い、少しは謙虚な気持ちになりました。

最後に

  殺人事件、いじめ問題、虐待事件など暗いニュースが多いのには心が痛みますが、やはり日本は便利で安全な先進国だと思います。コンビニもATMもたくさんあるし、交通の便もいい。ただ、電車の中で暗い顔の大人たちを見ていると、「大丈夫かな?」と不安になってしまいます。子どもは大人のまねをして育ちます。私も、子どもたちの見本となれるよう、心がけていきたいです。。
 外国で生活することによって、日本、そして日本人について、考えるようになりました。忘れていたり気づいていなかった日本のすばらしさを再発見できたのは、ホンジュラスのおかげです。モラルが崩壊してきていると言われて久しいですが、せっかく日本人が美徳として持っていた道徳観を失ってしまってはもったいないです。もっと誇りを持って、受け継がれてきた礼儀正しさや道徳観を大切にしてもよいのではないでしょうか。
  個人的なことですが、仕事の上司であり、ホストマザーでもあった、ソイラからはたくさんのことを学びました。朝一番に事務所に行き、事務所の掃除をして、どんなに忙しくても快く相談に乗ってくれ、家ではいつもおいしい料理を作ってくれた彼女は、私の憧れです。日本でも、あれ程優秀な人とはめったに会えません。いつの日か、また会えるのを楽しみにしています。
 最後に、この2年間で、たくさんの人にお世話になり、助けられ、励まされました。本当にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ピニャータ ホストファミリー。右から2人目がソイラ スパイダーマン補習活動の様子
   
 
第9回目
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