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青年海外協力隊活動レポート in ホンジュラス 〜第9回目(2006.09)〜


行事の集中する9月

 ここホンジュラスでは、9月は行事の多い月です。
9/1 国旗の日
9/10 子どもの日
9/15 独立記念日
9/18 先生の日
と祝日が4日もあり、学校でもこれらの日をお祝いするためにさまざまなイベントが行われます。行事やその準備で授業がつぶれるのはちょっと悲しいことですが(年間授業日数が、100日程度しかないのです)、子どもたちは楽しそうです。

袋に入ってかけっこ 卵を落とさずに走れるかな?
オレンジダンスおでこにオレンジをはさんでダンス♪
ホンジュラスの「子どもの日」 

 この中から、子どもが大好きな「子どもの日」をご紹介しましょう。
日本でも5月5日に「子どもの日」がありますよね?ホンジュラスでは、9月10日がこどもの日。今年はこの日が日曜日なので、多くの学校で8日(金)にお祝いをしていました。何をするのかというと、大きな袋におへその辺りまで入ってぴょんぴょん飛ぶ競争、スプーンを口でくわえてその上に生卵を載せて早歩き競争などのミニ運動会。二人でオレンジをおでこにはさんで踊り、どのペアが最後まで落とさないでいられるかというダンス、椅子取りゲームなどなど。
 クライマックスは、「ピニャータ」といって、アメがたくさん詰まったはりぼての人形を天井から吊り下げ、それを目隠しした子供が交代で棒でバンバンたたき、中のアメをおとす遊びです。アメが人形からこぼれ落ちる度に、周りの子供たちが駆け寄って、アメを拾います。初めて見たときは、「なんて残酷なんだろう」とびっくりしましたが、日本のスイカ割りも似たようなものですよね。
 最後はお母さんたちが作ってくれたお昼ご飯とケーキを食べて終わりです。ラテンの国らしく、幼稚園生も、大人顔負けにセクシーにダンスを踊ります。

9月といえば・・・

  ちなみに、9月といえば、お月見!ですよね?この間、夕方のバスの中から見えた月があんまりきれいなので、思わず隣に座っていた家族に「日本では9月に月がきれいに見えるから、お菓子を食べながら庭で月を愛でるんだよ」と話しかけました。すると、「なんてすてきなの!」とびっくりしていました。
 確かに、日本の文化ってとっても繊細で、自然や季節の変化を感じることを大切にする文化なんだな、と改めて思います。日本にいた時には、日本の嫌なところが気になっていましたが、日本と違う国に住んでみると日本のよいところばかりが思い出されます。こんなに日本を好きになるなんて思いもしませんでした。日本に帰ったら、また日本のおかしなところも目に付くのでしょうが、日本のすばらしさが分かったのはホンジュラスのおかげです。帰国したら、お茶・お花・着付けなどの日本文化の習い事をしようともくろんでいます。

ピニャータ ピニャータを棒でたたきます スパイダーマンこの日の人形はスパイダーマン 
   
 
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