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  吉海小学校(愛媛県今治市)では、「吉海PR大作戦」と称し、「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」がスタート!!小学校5年生36人が、総合的な学習の時間を利用して、地元の海や干潟について学んでいます。(詳しくはこちら)
 さて、活動場所の一つである吉海港干潟ってどんなところなのでしょうか?
 そんな知的好奇心にお答えして、同プログラムにもご協力いただいている今治市吉海B&G海洋センターの吉本さんに、吉海港干潟の生き物を紹介していただきます。どんな生物が住んでいるのか、どんどん増えていくので、お楽しみに!!

吉海町で生まれ育った吉本さん

●吉海港干潟フィールドマップ※干潮時

●NO.1 ハクセンシオマネキ

愛媛県今治市吉海町福田・仁江川河口にて撮影

 ハクセンシオマネキはスナガニ科の一種で、甲羅の大きさが2cm前後、オスの左右どちらかのハサミが白く大きいのが特徴(はさまれると結構痛いので注意!)。甲羅の色は夏に白っぽく、春・秋には黒っぽく変化する。河口や干潟の砂泥地に穴を掘って生息し、その名前の通り干潮時に潮を招くように大きなハサミを動かしている姿を見ることができるが、これは実際には求愛行動といわれている。伊勢湾以南から九州にかけて生息しており、以前は数多く見られたが、干潟の埋め立てや生活排水等による河川や海の汚染の影響で減少している。撮影場所の今治市吉海町のある愛媛県においても、レッドデータブックの中で「準絶滅危惧種(NT)」に指定されている。
●NO.2 ゴカイ(学名:Neanthes diversicolor)

愛媛県今治市吉海町福田・仁江川河口にて撮影
 
  サシバゴカイ目ゴカイ科の環形動物。「釣り人なら一度は手にしたことがある。」と言っても過言ではないくらい定番中の定番。日本各地の河口付近の干潟に生息し、「ジャリメ」、「砂ムシ」、「日本ゴカイ」など地域により様々な呼び名がある。冬になると夜間地中から出てきて泳ぎながら繁殖活動を行う。この時期、メバルなど泳いでいるゴカイを捕食しにきた魚を、ゴカイをエサによく釣れる。ここだけの話し、地元でもあまり知られていないが、今回写真のゴカイを採集した仁江川河口の干潟でも、良型メバルを釣ることができる。今回はゴカイしか採集することができなかったが、他にもイワムシやタマシキゴカイなど、釣具店で買うと高価なゴカイも生息している。
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