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各種事業/活動記録

「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」を年間を通じて展開する瀬棚小学校4年 実践記録 〜3月・集大成編〜 
 
今月は、いよいよ1年間の学習内容を振り返り、学習成果をみんなで協力してまとめ、発表会を行いました。

3グループに分かれて発表を行いました
 



 3月1日(火)、「水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム」に取り組んできた4年生が、来年度同プログラムを学ぶ3年生に向け、1年間の「活動体験」や「調べ学習」から学んだことをポスターにまとめ、発表会を行いました。
  これは、国語科の「話す・聞く」の領域にもつなげられており、各発表後には、3年生に対して、活発な質疑応答が行われました。
 また、当日は、公開授業となっており、同プログラムに協力を行ってきた瀬棚海上保安署職員や教育委員会関係者、保護者、B&G財団職員も出席し、子どもたちの1年間の成果を熱心に聞き入っていました。
 

 

みんなで力を合わせイラスト入りのポスターを作りました

 発表は、3グループに分かれて「馬場川のきれいな証拠」「磯の役割」「海と川の魚たち」の内容で実施。発表の内容もスノーケルマスクのつけ方の実演やクイズなどを盛り込まなど、いろいろと工夫されていました。発表後には、「サクラマスはなぜサクラマスって言うの?」などほとんどの3年生が手を挙げて質問をし、4年生が丁寧に説明をする姿が見られました。また、発表者がわからない質問は、他のグループのメンバーが答えるなど、4年生全員が各テーマを深く調査していることがうかがわれました。

 

 
「はい!はい!」と多くの質問が飛び出しました


 

「国語科」の関連を持たせることで相乗効果が生まれる!

 同プログラムの導入のきっかけをつくった白川教頭先生は、「子ども達に1年間学んだ中でやりたいテーマを選んでもらい、グループ分けを行いました。また、意識して国語科と関連をもたせるため発表会を計画しました。自分達が興味をもって調査や観察をしたことをまとめて発表したことが、子ども達の満足感の深い学習につながったと思っています。」と話されていました。

 
 

熱心に発表を聞く3・4年生

「きれいな海や川で遊んでくれるのがうれしい!」

 発表後、着衣泳の指導などの協力を行ってきた瀬棚海上保安署の中源一博さんは、「きれいな海や川で遊んでくれることがうれしい。みんなで学んだことをこれからどんどん伝えていってください」、また、同プログラムを普及しているB&G財団海洋教育課東條係長からは、「みんながとてもよく調べているのでびっくりしました。3年生は、もっと知りたい!と思ったことを、来年調べて見てください」と子ども達へエールを贈りました。

 
瀬棚海上保安署の中源さん
「保安署の前を通るとみんなが挨拶してくれるようになりました!

みなさんに感想をお聞きしました!

3年生: 発表を聞いて、僕も「やりたい!」と思った。特に、『磯』の発表がおもしろかった。早く4年生になって、いろいろな場所に調査に行きたい!

4年生:スノーケルは水が冷たかったけど、楽しかった!前はあまり海に行かなかったけど、授業でならうようになってから、友達と海に遊びに行くようになった。

保護者:スノーケルなど自然に中で体験できることがたくさんできた。普段できないことなので、子どもも楽しんでいます。娘はカヌーにはまったようなので、雪解けを楽しみにしています。

教育委員会平山さん:学校関係者はもちろん海上保安署や河川局、海洋センター、B&G財団などいろいろな方から協力をいただき、プログラムが実行できました。今後も、専門分野の方々をつなぐ太くて短いパイプ役として、いろいろな方と協力し、事業を進めていきたいです。

 

 

 
発表前にお世話になった方にお礼の言葉を述べました   お友達が風邪で欠席だったけど、その分3人で頑張りました!   自分達で問題と解答を考え、「海辺の安全クイズ」を行いました

 年間を通して海と川に親しんできた4年生。学んでいくうちに、自然に興味が出てきたり、海に遊びに行くようになったりと、普段の行動にも変化がみられたようです。また、今回の発表会での地元の馬場川や海岸を発表する姿は、当初の目標の一つでもある「瀬棚をきちんと説明できる子、自慢できる子」として、とてもいきいきとしていました。
 瀬棚小学校では、来年も新4年生が、海や川を総合学習のテーマに掲げています。また新たに瀬棚町の美しい自然を自慢できる子が増えていくことでしょう。

1年間の瀬棚小学校の活動はこちらから
 
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