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各種事業/活動記録

海外青年協力隊活動レポート in ホンジュラス
〜第1回目〜 16年度2次隊 訓練を終えて 

 平成16年9月2日から11月19日の79日間、長野県駒ヶ根市にある、駒ヶ根青年海外協力隊訓練所で研修を受けてきました。候補生は、アジア・アフリカ・中南米の32カ国に派遣される202名。最近は女性の候補生の方が多いそうで、女性が131名なのに対し、男性は71名で、女性の数は男性のほぼ2倍でした。青年海外協力隊には年齢制限があり、20歳以上39歳までとなっているので、駒ヶ根には21歳から39歳までの若者たちが全国から集まってきていました。ちなみに、平均年齢は27歳。駒ヶ根だけではなく、福島県の二本松訓練所には約160名、東京の広尾訓練所には約36名が、同じ期間に研修を受けていました。世界には、常時2000人以上の協力隊が活動しているので、16年度2次隊だけでも約500名います。 日曜を除き、毎朝6:30に朝の集いがあります

語学教室での自習風景

スペイン語でプレゼンテーション
  訓練の内容は、語学、保健衛生、安全管理、体育、野外活動、所外活動、任国事情講座など多岐にわたりますが、その中でも一番大きな割合を占めているのが語学訓練。一日5時間授業があり、合計256時間勉強します。この256時間というのは、中学校の英語の授業時間数とほぼ同じだそうです。これをたった79日間でやってしまうので、「大いなる一夜漬け」と言われているのにも納得です。
 中米のホンジュラスに派遣される私は、スペイン語を勉強しましたが、さっぱり分からず、自分の頭の悪さがせつなくなる日々。大学受験のころよりもよっぽど真面目に勉強しているにもかかわらず、脳みその容量が少なくて、覚えた単語が歩くたびに頭からポロポロこぼれていくようなトホホな状態でした。
 が、つらいことばかりではなくて、皇太子御接見、ドッジボールや綱引き、大縄跳びなどの体育行事、野外活動、農家のお手伝い、変わったものだとマジックの講座まであり、研修プログラムとしては充実した内容でした。
 候補生は、皆若く、個性的なすばらしい人たちで、私ももっと人間的にも成長しなくてはという気持ちになりました。大学を卒業したての新卒の人たちもしっかりしていて、夜の抜打ち避難訓練で非常ベルの大音響にもまったく気づかず爆睡して起きられなかった要注意人物の私は、同じ生活班の新卒の候補生に面倒を見てもらっているような状態。こんなふうに、年齢や立場に関係なくいろんな人に助けられて生きていくんだなとしみじみ感じることが多かったように思います。皆さん、ありがとうございました。今度は私がお返しをしていく番です。
 この後、12月5日に成田空港を出発し、6日にホンジュラスの首都、テグシガルパに到着予定です。現地についてからも6週間は語学訓練があるので、実際に活動するのはもう少し先になります。活動内容は、基礎教育改善モデルプロジェクトのメンバーとして、小学校教諭、幼稚園教諭、保健婦などの職種の協力隊と一緒に小学校の卒業率を上げるためエル・パライソ県の教育委員会で保護者会の立ち上げ、家庭訪問、課外授業などを行う予定です。2年間の間に、スペイン語がペラペラになれることを祈りつつ、また、会社の上司・同僚を含め、支えてくださっている多くの方に感謝しつつ、現地で活動していきたいと思います。特に、駒ヶ根訓練所で現職参加の候補生は10名ほどしかいないので、理解ある上司がいる、恵まれた職場にいることをありがたいと思います。 駒ケ根の訓練所です
野外活動での調理の様子
朝のラジオ体操 私が生活した部屋

※ 訓練中のある日のスケジュール
   6:15 起床
   6:30 朝の集い/ラジオ体操/ジョギング・ウォーキング
   7:30 朝食
   8:45 語学
     〜
  11:40
  11:40 昼食
  13:00 語学
     〜
  15:00 
  15:00 講話(日本の国際協力について)
     〜
  17:00
  17:30 夕食
  19:00 講座(教育)
    〜
  21:00
  21:30 自習
  23:00 就寝
   
 
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