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B&G特派員便り:丹波市山南で「転倒・骨折・寝たきり予防 講演会」開催
〜転プロでおなじみの上岡氏による講演〜

 11月24日(土)、丹波市山南公民館「やまなみホール」で、上岡洋晴氏(東京農業大学地域環境科学部准教授)による「転倒・骨折・寝たきり予防 講演会」が開催されました。

 この講演会は、B&G財団が日本財団の助成を受けて推進してきた、高齢者の健康づくりのための「転倒・寝たきり予防プログラム」のモデルセンターである丹波市山南B&G海洋センターが中心となり、丹波市、丹波市教育委員会の主催で開かれたものです。

 参加者は、丹波市より約100名、上郡町から約30名が参加され、会場はほぼ満席の状況でした。

 開会にあたり、丹波市社会教育部 畑田 久祐部長から「丹波市は健康寿命日本一宣言を掲げており、高齢者の健康づくりを進めています。今回の講演を聞いて帰ってからぜひ、自分自身の体のことなどに関心をもっていただき、また生活の中に取組り込んでいただきたい。山南公民館等の事業へご参加いただければと思います」とのあいさつがありました。


・・・ちょいメモ・・・

 丹波市は、健康と教育のまちとして、「健康寿命日本一宣言」を掲げ、高齢者健康づくり、体力づくり、生きがいづくりを熱心に進めている市です。

 丹波市山南公民館でも「高齢者体力アップ教室」(転ばない“からだ”をつくりながら、活力ある生活を送り続けていただくこと、また、高齢者同士の仲間づくり、生きがいづくりを図っていくことを目的とした教室)を中心に事業が展開されております。

畑田 久祐部長 開会あいさつをされる丹波市社会教育部 畑田 久祐部長


健康寿命日本一宣言

■転倒予防運動も楽しく、笑顔で!

 講師は、B&G財団の転プロではお馴染みの上岡洋晴氏で、最初は静かだった会場も話しがすすむにつれ、感心する声や笑い声が入り混じる大変和やかな雰囲気となりました。

 講演会では、「寝たきりの引き金をひかなくてすむためにも転倒予防を意識し、生活習慣の中で体を出来る限り動かすこと」「横と後への転倒は特に重大事故につながりやすいので、横と後へ動くトレーニングが必要であること」などの注意点を強調されていました。
上岡 洋晴博士 講師 上岡 洋晴博士

 その後、座席でストレッチをしたあと、美空ひばりさんの「川の流れのように」の音楽にあわせた「転倒予防のための太極拳リズム体操」(身体教育医学研究所 客員研究員 高橋美絵氏が開発)を参加者のみなさんと行いました。太極拳はゆっくりとした動作で、関節等の負担もすくなく、足腰の動作には効果的な運動です。

 閉会式では、山南公民館の三方 正明館長は、「山南公民館では、運動指導員や保健師による『高齢者体力アップ教室』を年間50回開催しておりますので、この機会にぜひお越しください」と健康づくりへの呼びかけをされていました。


座ってストレッチ 座席に座ってストレッチをする参加者のみなさん
ボディじゃんけん 上岡講師とじゃんけんぽん!体全体を使うボディじゃんけんです
音楽に合わせて行う「太極拳リズム体操」、なめらかな腕の動きに注目



取材:近畿ブロックB&G特派員 南あわじ市南淡B&G海洋センター:前谷 光宣