3月28日・3日目

 
   
 
メンバーにインタビュー  今日から小笠原の子供たちとの交流が始まりました。その交流を誰よりも心待ちにしていた吉田優紀くん(小学校4年生)。昨年8月に茨城県から小笠原の母島にお父さんの仕事の都合で移り住んでいます。優紀くんに小笠原の魅力について話してもらいました。

-小笠原に引っ越してきてびっくりしたことは何ですか?
お店が3軒しかないことと自然がたくさんあることです。

-普段は何をして遊んでいるの?
お家の近くの村民会館で鬼ごっこや海で泳いだりして遊んでいます。学校では、小規模な学校なのでいじめがないのはもちろん、生徒全員が仲良く遊んでいるところも楽しいです。

-まだ小笠原に住んで7ヶ月ですが、もうしっかり小笠原っ子なんですね?
動植物が大好きで、将来、その自然を残していきたいと考えているので、ずっと小笠原に住むか、この地を離れても携われる仕事をするのが夢です。

 小笠原について大好きなところを話してくれるその眼は、つぶらで光輝き、明るく人懐っこい表情で話してくれました。写真に写っている今日の朝知り合ったメンバーともすぐに打ち解けあい、短い時間の交流を心から楽しんでいました。優紀くんとの交流で小笠原の良さを改めて感じたメンバーが増えたことと思います。


 
 
今日のスケジュール
3月28日
時間 研修内容 活動場所
 06:30  起床・朝の集い  スポーツデッキ
 07:00  朝食  ダイニングルーム
   小笠原到着   
 09:00
  〜
 ライフセービング
  ビーチレクリエーション
 トレッキング
 ウミガメ学習
 南洋踊り
 ショッピング
 
 
 小港海岸
 小港海岸
 父島沖
 大村海岸
 大村海岸

 18:00  立食パーティー  ダイニングルーム
 20:45  夕べの集い  パシフィックホール
 21:00  消灯  

   
ふじ丸現在位置
今日のトピックス
 
 28日早朝、ふじ丸は、東京から593マイル(1,098キロメートル)離れた小笠原諸島父島二見港に到着しました。「ここは、本当に亜熱帯の小笠原なの?」と思うほど、時折強い雨と風が吹き荒れる1日でしたが、スノーケリングや海がめの放流など、みんなのパワーで悪天候を吹き飛ばしながら、各種目を楽しみました。
 
今日の様子
小笠原到着
 

 クルーズ3日目、小笠原・父島の二見港に到着しました。しかし、大きなふじ丸は岸壁に着岸できないため、別の小さな船に乗り換えて、班ごとの上陸となります。みんなは、待ちに待った小笠原での活動に期待をふくらませ、いつもより素早い行動で、次々に下船をスタート!また、小笠原のお友達10人も、早朝からメンバーのみんなを出迎えてくれました。


ライフセービング(小港地区)
 

 あいにくの悪天候でしたが、ビーチフラッグスやレスキュー体験など、変わりやすい小笠原の天候に合わせた内容で、ライフセービングを体験しました。まずは、「ライフセーバー」である泉田講師と渡辺講師にレスキューボードを使用した救助法を見せていただきました。その後、ビーチフラッグスを教えていただき、早速チャレンジ。「砂の上って走りずらいんだ」などの声が聞かれ、現代の生活では、なかなか味わえない“裸足”の感覚を楽しんだようです。
  また、気まぐれな太陽が顔を出した時間には、レスキュチューブを使った救助法も体験。「レスキュー!」の大きなかけ声とともに、友達を助ける練習などをしました。


ビーチレクリエーション(小港地区)
 

 小港海岸にひときわ大きな笑い声がおこっていたのが、土井先生が行うビーチレクリエーション。メンバーを白菜に見立てて、リーダーが葉っぱとなったメンバーをはがしていくゲームや、ごきぶりから人間に成長するじゃんけん大会など、趣向をこらしたレクリエーションが次々に行われました。ここで、ますますみんなと仲良くなれたね!


ウミガメ放流(大村地区)
 

 父島はアオウミガメの産卵地。学習場所となった大村海岸も実際に産卵する場所です。小笠原海洋センターで20cmくらいまで飼育したアオウミガメを、メンバーの手で放流しました。
 子ガメがえっちらおっちらと砂浜を海に向かって歩くのを見て「がんばれー」の声援。みんな助けてあげたい気持ちはあったものの、子ガメは砂浜を歩くことによって、その場所を覚え産卵のときにまた戻ってくるのです。


コミュニケーションタイム
 
 コミュニケーションタイムは、班や組の仲間などと自由に交流を深める時間です。組全体で集まったり、部屋に班員をよんでのおしゃべりなど、班長を中心に、色々な時間の過ごし方をしています。各組の個性もそろそろ出てきたようですね。

立食パーティー
 

 本日の夕食は、父島の夜景を見ながらのデッキディナーの予定でしたが・・・、雨のため、立食パーティーに変更となりました。パーティーには、森下一男小笠原村村長と今日から活動に参加している小笠原メンバー10人も参加。この日、メンバーたちと初めて出会った小笠原メンバーですが、 事前にビデオレターを見ていたので、既に友達気分。お皿に山盛りに食事を盛ったメンバーたちが、小笠原メンバーを囲み談笑する姿が目立ちました。
  また、 25班 登地くん(小笠原村・6年生) が、「明日は、晴れますように」と挨拶し、メンバーから拍手がわきおこりました。みんなの願いがかないますように。

 


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