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全国から集まった“夢のある事業”53件の中から、ドリーム賞が決定!!
〜「地域海洋センターサポート21」(日本財団助成事業)〜


 B&G財団では、海洋センターや海洋クラブの皆さんが企画する"夢のある事業"の実現を目指す「地域海洋センターサポート21」を平成16年度からスタート。 3年目となる今年も、 B&Gコンパス(ホームページ)を通じた企画募集に加え、「アドバンスト・インストラクター養成研修」参加者21人からも、アイディアを募集しました。
  そして去る7月5日(水)、マリンピアザオキナワ(沖縄県本部町)で、多彩な方面から7人の審査員を迎え「地域海洋センターサポート21審査会」が実施されました。各提案者から熱のこもったプレゼンテーションが行われた後、厳正な審査が行われ、『ドリーム賞』は、北海道積丹町の丹場康雄さんが提案した「B&Gウォークラリー」に決定しました。
  なお、昨年度、ドリーム賞を受賞した「アクアキッズフェス」は、平成17年度に5ヶ所実施され、今年度は約30ヶ所の実施を予定しています。
審査員の皆さん
熱心にプレゼンを聞く審査員の皆さん(右端は、昨年度のドリーム賞チーム代表の岐阜県可児市海洋センターの林さん)と研修生たち

海洋センターから集まった49案の中から3案が最終審査へ

  海洋センター・海洋クラブからは、計49件のアイディアが応募され、第1次、2次審査の結果、「B&Gウォークラリー」(北海道積丹町丹場さん)「海・川・山 ふれあい体験セミナー」(埼玉県栗橋町石川さん)「教えて!おじいちゃん・おばあちゃん」(広島県府中市大越さん)の3事業案が、最終選考に進出しました。
  また、研修生たちは、4グループに分かれ、夜の研修時間にグループワークを実施。討論を重ねた結果、「Sa-gary 2006」、「アンドリー絵日記」、「ウキうきアンドリー」「ルンルンウォーキング」の4案が、提案されました。
 
プレゼン
緊張のプレゼンテーション。各グループ練りに練った提案がなされました

「いい事業にするには、これからが大変」と語る丹場さん

  見事ドリーム賞を受賞した「B&Gウォークラリー」は、
すでにいろいろな場所で実施されているウォーキングを活用する点、また今後、増加が見込まれる医療費を低減できる可能性、グリーンランド事業としてPRできる点が評価されました。
 提案者の丹場さんは、「研修生の皆さんの提案内容がおもしろく、自分がドリーム賞をとれるとは思っていませんでした。今後、実施にあたっては、色々な課題が出てくるとは思うので、これからが大変ですね。いい事業になるように協力していきたい」と話し、受賞の喜びと同時に、今後の事業展開も冷静に分析しているようです。
ドリーム賞は積丹町の丹場さん
サポート21審査委員長の福岡県柳川市石田市長(左)と見事ドリーム賞を獲得した北海道積丹町の丹場さん

事業名 提案者 概要
◆ドリーム賞 「B&Gウォークラリー」 北海道
積丹町B&G海洋センター 
丹場 康雄 さん

B&Gウォークラリー」は地域の持っている資源を活かして「歩く」ことを実施する事業。 継続の提案として「距離や体重により健康指数を測る」「ポイントカード」を導入する。

◆アイディア賞 「海・川・山 ふれあい体験セミナー」

埼玉県
栗橋町B&G海洋センター 
石川 和也  さんびっくりしました!

個性あふれる地域海洋センターをピックアップし、その地域の自然・文化を体験できるセミナーを組む。埼玉のように海のない地域は海洋体験セミナーを、逆に海岸部の地域には、山岳性セミナーを計画する。
◆Sa-gary 2006 「Sa-gary 2006」 アドバンスト・インストラクター養成研修生チーム 事業名を決めるのに苦労しました
体ひとつで川を下り、自然を満喫する。また、日常生活と違った視点から川を見ることで、川の楽しさや厳しさを知る。
■審査員
審査委員長:石田 宝蔵様(福岡県柳川市長)、審査員:玉城 常邦様(琉球新報社 編集局 社会部長)、山下 勲様(コニカミノルタフォトクラブ講師)、古川 秀雄様(日本財団 海洋グループ 海洋教育チーム チームリーダー)、寺田 恵子様(佐賀県太良町B&G海洋センター 所長)、林 桂太郎様(岐阜県可児市B&G海洋センター)、B&G財団 広渡専務理事/計7人

■審査員評

 各事業は、皆甲乙つけがたく、審査委員会も、どの事業をドリーム賞とするかで、長時間にわたり検討いたしました。その結果、ドリーム賞を選考するにあたり、21世紀の視点に立ち、これからのB&G海洋センターがどうあるべきか、参加者の立場に立ち、参加しやすい事業であるか、今後の社会を考えたとき、時代の要請に答えられるか、以上3点に重点を置き審査させていただきました。

ドリーム賞を受賞いたしました「B&Gウォークラリー」は、すでにあるウォーキングを活用する点、また今後、増加が見込まれる医療費を低減できる可能性、グリーンランド事業としてPRできる点を評価しました。

アイディア賞を受賞いたしました、「海・川・山 ふれあい体験セミナー」は、広域的なブロック単位で実施が可能な点と、B&G財団として、今後ますます、海洋センター同士の地域間交流を進めていきたいと考え、アイディア賞とさせていただきました。

審査員特別賞を受賞いたしました「Sa-gary(サーガリー)2006」は、現代の子供たちに不足している、冒険心、挑戦する心を養うことができ、川に入ることにより、川への関心を喚起し、川がきれいになる、環境保全へつながる発展性を評価しました。

サポート21
夜の研修でグループごとに話し合う研修生たち。写真は「sa-gary2006チーム」の皆さん

宮古島市伊良部B&G海洋センター具志堅 さんは、「Sa-garyという名前をつけたのは僕です。審査員の方々からいろいろな意見がありましたが,この名前だけは変えません。でも受賞できて良かったです」と熱い思いを語ってくれました。(Sa-garyとは、沖縄の方言で「下る」ことを「下ーがり」と言うところから来ている)